「実はそのころセックスレスになっていたのですが、旅行先の雰囲気もあり1度だけ性行為をしました。彼女が“ピルを飲んでいるから大丈夫”と言うので、その際も避妊具をつけなかった。ただ、そのときは僕もA子さんも知らなかったのですが、彼女は潰瘍性大腸炎という病気になっており下痢気味で、ピルが吸収されにくくなっているということが旅行後にわかりました。でも“強制で中出し”という記事は違う。あくまでも同意のもと、ピルも服用したうえでのことです」
小澤は中絶手術の同意書にサインをしている。
「A子さんが僕に妊娠を報告したとき、“私は堕ろすから”と言ってきた。でもやっぱり、命を宿すと母性が芽生えて産みたいという気持ちになり、そのことを僕に伝えてきました。その後2人で話し合って、仕事もあるし、将来のことを考えるとやっぱり堕ろさざるを得ないとなりました。中絶手術で彼女の身体に傷をつけてしまったことは、今でも本当に申し訳ないと思っています。ただ、お腹を殴ったなんてことは、いっさいありません」
A子さんは“結婚はしなくていいから1人で産みたい”とも話したという。
「“それはやめてくれ”と言いました。妊娠させた時点で僕が無責任なわけですが、さらに自分の子どもが知らないところで育っていく、それを見て見ぬふりをするようなことはしたくなくて……」
A子による愛犬の飼育放棄を見かねて
小澤が中絶を考えたのは、ほかにも理由があった。
「彼女はP君という犬を飼っていました。2019年5月ごろから、A子さんは僕の自宅で半同棲しており、別の場所にある自分のマンションにP君を置いたままだったんです。なかなか家に帰らないから“P君は大丈夫?”と聞くと“1日ぐらい餌あげなくても大丈夫”みたいなことを平気で言う。心配で見に行ったら、P君は毛が全然なくなっていて、『バイオハザード』のゾンビ犬みたいに……。明らかに“飼育放棄”でした。
そこで僕の家にP君を連れてくるように言って、本格的な同棲が始まりました。中絶の話し合いのとき、飼い犬を飼育放棄するような人が赤ちゃんを育てられるのかと疑問に思ったことも事実です」
前出の記事では明かされなかったが、手術の後、小澤はA子による手書きの“約束書”にサインしている。内容は“一生恋人であること”“浮気はしないこと”“この約束について口外しないこと”“破った場合は500万円を支払うこと”――。
「2019年9月から昨年9月に至るまでの1年間、僕に対して“仕事を辞めろ”というA子さんの要求が、ずっと続いてたんです。僕の当時のマネージャーだったHさんと話し合い、A子さんともやり取りを続けた結果、去年の9月に別れることになりました。そのとき、僕は600万円を用意したんです。誓約書の500万円に加えて、僕の家にある彼女が払ってくれた洗濯機代とか冷蔵庫代の100万円を上乗せした金額です」
A子は最初「500万円はいらない」と言ったものの、すぐに考えを変えた。
「“私は中絶をして身体を傷つけているのに、廉は何も傷を負っていない。パイプカットするか、仕事を辞めるかどちらかを選べ”と言われて……。僕は仕事を辞めるほうを選んだのですが、彼女は“辞める保証がないから、500万円は保証金として預かる。仕事を辞めたら返すから、今は500万円持って帰る”と。さらに“人に見られたくない写真をバラまく”と脅してきました」