スターは外を歩けばファンやマスコミに追われ、落ち着くのは自宅だけ……と思いきや、自宅も落ち着かない場所に。
不法侵入や暴力行為も
「福山雅治さんは、熱心なファンが自宅を突き止めたのち、そのマンションのコンシェルジュとなって自宅に侵入しました。妻で女優の吹石一恵さんが帰宅した際、侵入者に遭遇。女性はすぐさま逃走し、吹石さんに危害がなかったのが救いです。
“(福山の)ギターが見たかった”などと供述していましたが真相は謎。侵入事件の翌日も長かった髪をショートにしてマンションに出勤した犯人、図太すぎます。
また、吹石さんと結婚したころからネット掲示板で福山さんに対する誹謗中傷がひどかったのですが、この女性が逮捕勾留されている期間はぱったりとその書き込みがなくなった。書き込みもこの女性だったと推測されます。
もし彼女が書き込んでいたとしたら、勾留が解かれてから書き込みが再開したので反省していないんじゃないか、と思ってしまいます」(同)
ミュージシャンが書く愛の詞を自分のことだと勘違いするファンは少なくない。
「スピッツのボーカル、草野マサムネさんの熱烈なファンの女性が約10年にわたってマサムネに執拗なセクハラを繰り返していました。
本人に直接会えるわけではないので、使用ずみの生理用品や猥褻な動画などを送りつけていたそうです。この女性に関してはいわゆる“リアコ”(推しに対してリアルに恋してしまうファンの略称)の一種でネット界隈では知らぬ者はいないほどの伝説と化した案件です」(同)
今よりもファンが過激だったとされる昭和。
浅草の劇場でコンサート中の美空ひばりさんにファンが塩酸をかけるという事件が発生。
「昭和の芸能史、特に“暗黒史”を語る際には真っ先に思い出される怖い事件ですね」
とは芸能ウォッチャーの神無月ららさん。
「昭和32年、当時のひばりさんは19歳。押しも押されもせぬ大スターだったひばりさんと、その顔に塩酸をかけた少女は同い年でした。
集団就職で故郷からひとり上京し、都内でお手伝いさんとして働いていたというその少女は、ひばりさんに憧れていたそうです。
幸いひばりさんが濃いステージメイクをしていたことが顔を救ったという。被害も伝説のエピソードに変えてしまう、スターの凄みを感じます」(神無月さん、以下同)