“生活の監視”にならない見守りグッズ
◆センサーの設置も代理訪問も全部お任せ【ヤマト運輸】「見守りサービスあんしんハローライトプラン」(センサー&訪問型)
ヤマト運輸のスタッフが自宅を訪れ、トイレや洗面所などの電球を「Hello Light」に交換。前日朝9時から24時間電球のオン・オフがない場合に異常を検知し、当日朝9~10時にメールでお知らせ。心配なときはヤマト運輸のスタッフに代理訪問を依頼できる。
・太田さん【おすすめポイント】
離れた場所に住んでいたら、すぐに駆けつけるのは難しい。だからこそ、異変を検知してくれるところから代理訪問までが一括になっているサービスは心強い
(問)ヤマト運輸 【TEL】0120-545-425
リモコンの電池を換えて生活リズムを把握 ◆【MaBeee】みまもり電池(R)「家族みまもりサービス」(センサー&アプリ型)
テレビやエアコン、照明のリモコンなど単三電池を使用する家電の電池を通信機能を備えた「みまもり電池R」に換えるだけ。専用アプリに家電の使用状況を知らせてくれる。アプリ内には、家電の使用頻度のグラフ化や家族とのチャット機能も。家族みんなで見守りを共有できる。
・太田さん【おすすめポイント】
電池だけ換えればOKというのは簡単。テレビのリモコンに入れておけば、1日でテレビをどれくらい見ているかわかるので、生活リズムの把握にもなる
(問)ノバルス https://mimamori.novars.jp/
◆毎日使う冷蔵庫の開閉で異変をキャッチ【ネコリコ】まもりこ(センサー&アプリ型)
冷蔵庫に専用の端末を設置するだけで、ネット回線不要で見守りスタート。冷蔵庫のドアの開閉を検知し、一定時間動きがなく異常と判定した場合のみ専用のスマホアプリに通知してくれる。異変を感知したときだけ知らせてくれるので、見守る側の負担が軽減
・太田さん【 おすすめポイント 】
「冷蔵庫の開閉だけ。しかも何か異変があったときだけ」というミニマムな見守りであれば、“生活の監視”からは程遠く、受け入れられやすい!
(問)ネコリコ https://www.necolico.co.jp/mamolico/
介護・暮らしジャーナリスト。NPO法人「パオッコ~離れて暮らす親のケアを考える会~」理事長。遠距離介護、介護とお金についてメディア等で発信。著書に『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)など。
《取材・文/河端直子》