テレビ局は「チェックミスが原因」
次回予告からは“野中美希”の名前が削除されたが、4話は予定どおり放送される。
エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさんによると、このような“名前被り”は珍しいことではないそう。
「ドラマや映画であれば、原作の時点で被っているケースもあります。ただ、今回のドラマのようにオリジナルの作品であれば、撮影前に名前が被っていないか調べることが多いでしょう」
とはいえ、防ぎきれない場合もある。
「フジテレビ系で今年1月から放送されていた『シンデレラはオンライン中』の主人公は“有沢(ありさわ)一花(いちか)”という役名でした。
今年7月にハロプロ研修生から『Juice=Juice』に加入した有澤(ありさわ)一華(いちか)さんと、漢字は違いますが同姓同名です。グループへの加入が、放送より後なので、脚本を書いている段階では検索してもヒットしなかった可能性があるため、仕方ないケースと言えるでしょう」(大塚さん、以下同)
それでも、対策は必要だという。
「事前に名前被りをしていないか、確認するのが普通だと思います。それは役名に限らず、バンド名やグループ名なども同じこと。一般の方なら、子どもにつけようとしている名前が、有名人や犯罪者とかぶっていないか、検索する人も多いのではないでしょうか。今回のように印象の悪い役柄の場合は、万が一、名前が被った相手に影響が出る可能性もあるので、気を配るべきだったと思います」
なぜこのような事態が発生してしまったのか、『アンラッキーガール!』を制作している読売テレビに問い合わせると、
「番組に登場するアーティストの役名が実在するアーティストと同姓同名になったのは、弊社の事前のチェックミスが原因です。双方のファンの皆様および視聴者の皆様を混乱させることになり大変申し訳なく思っています。
双方の事務所や関係者にご説明したうえで、弊社の判断で役名を変更せず放送させていただくこととしましたが、二度とこのようなことがないようチェック体制を強化いたします」(広報部担当者)
との回答だった。
峯岸、野中それぞれの所属事務所にも問い合わせてみたが、第4話の放送前までに回答はなかった。
いちばんアンラッキーなのは、いらぬ反感を買ってしまった峯岸かも……。