ストレスがたまったときは衝動買いする
衝動買いをしたいときは誰にでもある。ストレスがたまっていたり、疲れていたり、頑張った自分をほめたかったり。そんなときは、あえて思い切り衝動買いしてみる。ただし、コンビニで。
「コンビニの商品は単価が低いので、高いといっても知れています。また、有名パティシェ監修のスイーツやコンビニブランドの話題の新作などが次から次に発売されています。わずかな額でワクワクできる満足度が高い買い物ができるのです」
3万円の洋服を衝動買いして後悔することに比べれば、450円のスイーツだって安上がりこのうえない。何より思い切り買い物を楽しんだという満足感は節約のストレス解消となり、長続きの原動力に。
家電はまだ使えるうちに買い替える
家電は値が張るだけに、壊れるまで使うのが正しい節約のように感じるが、「あえてまだ使えるうちに買い替えるほうがお得なこともある」と山崎さん。
家電は省エネ化が進んでいて、以前のものに比べると消費電力が半分近くになっているものも。特にエアコンや冷蔵庫など、熱を発する家電は電力を食うので、購入してから5年以上たっていたら要検討だ。
季節はずれだと値下がりしていても、冬場にエアコンや暖房器具が壊れたら、たとえ納得できない価格でもすぐに購入せざるをえない。壊れるまで使ったことで高くつく場合もあることを肝に銘じたい。
ランチの満足度を高めるためにサイゼリヤに行く
たとえ節約の役に立っても、変化のない消費はつまらないもの。外食のランチも同じだ。予算が800円だとしたら、あの店かこの店と固定化しがちだが、そんな無感動ランチの繰り返しは満足度をすり減らすだけ。
「ランチは意図的に予算より低い日と高い日を取り入れるべき。例えば1日はサイゼリヤなどで安くすませ、ほかの日は数百円高いものを食べる。使う総額は同じでもメリハリをつけるだけで満足感が上がるはずです」
では、安くすませる日は不満足かといえば、そんなことはないという。いろんなメニューを試したり、安くて満足いく組み合わせを探したりと、たまにならゲーム感覚で楽しくなってくる。
「私は定期的に牛丼店に行きますが、その日が楽しみなくらい。おすすめなので、ぜひランチにも変化をつけてみてください」
(取材・文/野沢恭恵)