【節約術8】洋服はリメイクして長く楽しむ

 紫苑さんは、若いときはブランドものを買ったり60代では着物に凝ったりと、お金をかけてファッションを楽しんでいたが、最近は新しい服をほとんど買わない。

「買ったとしてもリーズナブルな古着ぐらい。下のコートはベルトを締めてワンピースとして着てもいいし、インナーの上に羽織って、アウターとして着てもいいですよね。着回しの利くものを重宝しています。これはもともと紺一色だったので、襟部分をチェックの布に付け替えてリメイクし、可愛いテイストをプラスしました。ちょっと甘いテイストが好きなんです」

リメイクしたコートを羽織る紫苑さん「規則正しい食生活を続けて太らず、体形を維持すれば同じ洋服を着続けられる。これも節約のうちだと思います」
リメイクしたコートを羽織る紫苑さん「規則正しい食生活を続けて太らず、体形を維持すれば同じ洋服を着続けられる。これも節約のうちだと思います」
【写真】月5万円で生活する紫苑さんの愛用100均アイテム

 このように手持ちの服をリメイクするなどして雰囲気を変え、着こなしている紫苑さん。細身のスレンダーな体形なので、今風のファストファッションもよく似合う。

「これは袖の部分を切り、麻の襦袢の生地に付け替えました。前身頃の丈も短くしたので、今風のスタイリッシュな感じの仕上がりに」
「これは袖の部分を切り、麻の襦袢の生地に付け替えました。前身頃の丈も短くしたので、今風のスタイリッシュな感じの仕上がりに」

「もともと針仕事が大好き。集中してやっていると雑念を忘れられるので、気分もスッキリします。仕上がった服を着て写真を撮ったり、散歩に出かけたりすると気分も上がります。お金を使わなくても自分好みのおしゃれはできますよね

娘の洋服をリメイク!「これは娘の就活用の白シャツを改造したもの。もともとの襟を取って、まる襟に付け替えました。こっちのほうが自分の顔に合っていると思います」
娘の洋服をリメイク!「これは娘の就活用の白シャツを改造したもの。もともとの襟を取って、まる襟に付け替えました。こっちのほうが自分の顔に合っていると思います」