“森保批判”のハッシュタグ
視点を解説者から一般人に移せば、中国戦の試合後、いやこれは試合前から盛んに行われていたことでもあるが、SNS上では、“森保批判”の文面とともに、以下のようなハッシュタグが踊った。
《#森保解任》
《#森保やめろ》
サッカーの代表チームにおいて、どの国の代表であったとしても、最も価値があり、そして結果が求められるのが『ワールドカップ』。
日本代表は同大会に6大会連続で出場中だ。これは'93年にプロリーグが発足した“サッカー後進国”にあって、奇跡と言っていい結果だろう。
もちろんその時々で予選突破に苦戦したり、監督が更迭されたこともあったが、解説者やサッカーファンらから、ここまで批判が及んだことはなかったと言っていい。
しかもそんな批判は代表選手となり得る“現役選手”からも及んでいるのだ。
筑波大学卒業後の'20年に川崎フロンターレに入団。プロ入り1年目からベストイレブンに入り、その切れ味鋭いドリブルで、Jリーグではほぼ“無双”状態にあった三笘薫(24)。'21年に渡欧し、現在はベルギーのクラブに所属している。
ケガのため今回の代表チームでは招集外となっている三笘が、批判が殺到した中国戦のタイミングに行っていたこと……。
「中国戦の試合中、一般のツイッターアカウントによる“ポイチは古橋と三笘怪我でも使わないやろ”というツイートに“いいね”を押しています。“ポイチ”とは森保監督の選手時代からの愛称。古橋こと古橋亨梧選手(27)は現在、スコットランドのセルティックに所属しゴールを量産しています。
しかし、三笘選手と同様に所属クラブでの活躍に反し、代表チームでは森保監督が起用することは多いとは言えず、なかなか活躍できずにいます。そのような状況にあっての三笘選手の“いいね”は、一般人のツイートへの“賛同”と取れる、いや取らざるを得ない行為と言えるでしょう」(サッカーライター、以下同)
現役選手の森保批判は、三笘だけではない。
「頻繁に三笘選手と同様のことを行っているのが、鈴木優磨選手(25)。昨年までベルギーのクラブに所属していましたが、今シーズンより古巣の鹿島アントラーズに復帰しました。鈴木選手も中国戦の際、一般人の“森保もうクビでいいよ”というツイートに“いいね”しています」