地球にも健康にもやさしい!暮らしを楽しむ節約術7

 今あるものを最大限に生かす。小笠原さんの姿勢が表れた節約術をご紹介。

【節約術1】買わないものを決めておく

 お金だけでなく資源の節約にもなるので、ペットボトルや缶の飲料は基本買わないと決めている。外出するときは小さめでバッグに入れやすいボトルに飲み物を入れていく。

 また、化粧水をつけるとき、コットンは吸収率が高いのが気になるので使わない。ティッシュペーパーも来客用には用意しているが、自分では使わない。代わりにデスクにはトイレットペーパーを常備。使ったあとはトイレに流せるのでゴミも減る。

【節約術2】食べきる工夫をするとゴミが激減する

お茶をいれるときは茶葉をマグカップのなかに直接投入し、お湯を注ぐ。茶葉には栄養素が多く含まれているので口に入ったものは食べてしまう(撮影/廣瀬靖士)
お茶をいれるときは茶葉をマグカップのなかに直接投入し、お湯を注ぐ。茶葉には栄養素が多く含まれているので口に入ったものは食べてしまう(撮影/廣瀬靖士)
【写真】小笠原さんが作ったリメイク品はかわいくておしゃれなものばかり

 滋養があるので野菜は皮をむかずに調理する。ピーマンの種やかぼちゃのワタ、栄養豊富なキウイなどフルーツの皮もむかずに食べる。魚も骨まで食べるので生ゴミはほとんど出ない。

 また、生ゴミを出すときは、水分を絞ってからスーパーでもらうポリ袋に入れて小さく丸め、最後に食品などについていたテープで封をする。再利用できそうなテープはまとめて冷蔵庫に貼っておくと、すぐ使えて便利。

みかんの皮も食べられるが、魚を調理したあと台所のシンクをこすれば気になる魚のにおいがとれる(撮影/廣瀬靖士)
みかんの皮も食べられるが、魚を調理したあと台所のシンクをこすれば気になる魚のにおいがとれる(撮影/廣瀬靖士)

【節約術3】「リメイク鍋」で食材費を節約

 いろいろな具材をとれる鍋料理は栄養的な観点から便利なメニューだ。食べて残った汁を捨てず、鍋も洗わずに、翌日はそのだしを生かして新たな具材を投入すれば、新しい鍋料理になる。

 それを繰り返せば、わずかな具材でも濃厚なだしの鍋料理に。これを名付けて“永遠のひと鍋料理”。

 入れる具材によって味の変化も楽しめ、無駄なく食べられて、お財布にもお腹にもやさしい料理になる。