中国で炎上すれば世界発信も
実は2021年12月23日より、上海で中国初の個展となる『Cotoh Tsumi 古塔词弥Art Exhibition』を開催して約60点の作品を出展、グッズ販売も展開している古塔氏。現地のニュースサイトでも取り上げられ、《只画女生,只画精彩女生(女子しか描けません。すてきな人しか描けません)》と紹介されている。また中国版ツイッター『Weibo(微博)』にもアカウントを開設しており、重ねて中国語で個展をPRしていた。
最後にWeiboが更新されたのは2月3日、騒動を謝罪した日で《春節の休暇には家族や友人と、上海のAI PLAZA西岸鳳巣で芸術を楽しんではいかが》といった内容を綴っていた古塔氏。しかし、間も無く中国でも案の定というか、ネット上で“疑惑の声”が上がり始めているようだ。中国エンタメ事情を扱う専門誌編集者に解説してもらうと、
「古塔さんのトレパク疑惑に関するニュースは現地でも報じられていませんね。でも、日本のネット掲示板から広がったのでしょうか、Weiboにも中国語で“どうりで個性もオリジナリティーも感じないわけだ。コピーされたものだった”との投稿が見受けられました。
近年、芸術分野に注力していて、世界から注目されるアート街に変貌した上海だけに、そこに出展することは“日本代表”としても見なされるでしょう。日本のアニメ、漫画が人気だけにイラストにも注目が集まりますからね。このまま疑惑を明確に払拭せずに、炎上騒動が上海、中国でも広がればそれこそ、世界のアーティストや企業から説明が求められる時が来るかも」
ちなみにWeiboのアカウントには、女性であることを表す“♀”マークをつけている古塔氏。自らが堂々と公の場に出て、かけられた疑惑を晴らす気は無いのだろうか。