プーさんはコーチ!?
そんなプーさん、近年はファンの間で「プーコーチ」と呼ばれている。
「プーさんは羽生選手にとって、もはやコーチみたいな存在。大会では、“プーコーチ”に話しかける羽生選手の姿も見かけます。そんなプーコーチがいないのは、ファンにとってもちょっと心細いです。
しかも、今回は肝心なブライアン・オーサーコーチも不在ですから(今回、オーサーコーチは韓国選手団の一員として北京入り)。こんな五輪という大きな大会でコーチなしって、尋常な状態ではないと思いますよ。コーチ不在で五輪に挑む、それだけでも十分、すごいことだと思います」(前出のフィギュアスケートファン)
また、羽生選手を応援し続けてきた別のファンもこう話す。
「オーサーコーチもプーコーチも不在でしたからね。羽生選手にとって、プーさんってどこかで精神的な支えになってると思うんです。オーサーコーチがいないのはもう慣れてるはずだから、今回は“プーコーチ不足”だったのかなって勝手に思うようにしています」
SNSには、プーコーチの写真とともに羽生選手にエールを送るファンの姿も。
「SPは残念でしたが、スケヲタ(スケートオタク)の間ではこのステップ・過程がソチオリンピックのときの(浅田)真央ちゃんに似ているねって。真央ちゃんもあのとき、ショートでは失敗したけど、フリーでは完璧な演技を見せてくれたので、羽生選手もきっと大丈夫。
これまで羽生選手は五輪に出て“手ぶら”で帰ったことがないですから。羽生選手ならまた夢を見せてくれると思います」(前出のフィギュアスケートファン)
競技後のインタビューで「みなさんの思いを受け取りつつ、完成されたものにしたいなって思います」とフリーへの意気込みを語った羽生選手。悔しさを滲ませつつも、前向きな受け答えに、称賛が相次いでいる。演技だけでなく、みんなが求める“羽生像”をどこまでも崩さない羽生結弦選手。注目のフリーは、10日に行われる。