『おはスタ』(テレビ東京系)が快挙!「子供向け生放送テレビ番組の最多エピソード数」でギネス世界記録に認定されたのだ。

「今年1月19日に生放送5500回を記録。'97年10月1日から始まって25年目になる長寿番組です。月曜日から金曜日まで朝7時5分から放送されていて、小学生が登校前に見ています。初代MCは山寺宏一さん(60)。'16年に花江夏樹さん(30)に交代し、'20年からは木村昴さん(31)が出演しています」(テレビ誌ライター)

「おはガール」原石発掘のポイント

 人気声優が務めるMCのアシスタントが「おはガール」。

番組進行の手伝い、企画への参加、天気予報の読み上げなどを担当します。小学生にとっては“憧れのお姉さん”のような存在ですね。1、2年でメンバー変更が行われていて、歴代おはガールからは人気タレントがたくさん生まれています。

 平井理央さん(39)、蒼井優さん(36)、あびる優さん(35)、松岡茉優さん(26)、井上咲楽さん(22)、平祐奈さん(23)、岡本夏美さん(23)と、『おはスタ』が未来の人気者を生み出す番組になっていることがわかりますね」(同・テレビ誌ライター)

『おはスタ』のスタッフは、先見の明があるっていうこと? プロデューサーの千代島優さんに聞いてみた。

──おはガールの魅力とは?

歴代おはガールに共通しているのは、やっぱり元気なこと。そして“視聴者と一緒に成長していく”ところです。

 例えば番組内でのお天気の原稿読み。初めはたどたどしかったのが、最後は立派に読めるように。1年間で成長していくのは、見ている小学生も感じるみたいですね。

 成長期で身長も伸びますから、小学生は“おはガールのお姉さんと一緒に私も成長しているのかな”と思うようで、保護者の方も子どもと一緒に応援してくださっています」

 オーディションの仕組みはどうなっているのだろう。

「各芸能事務所に募集、候補者の中から、社内オーディションで選定しています。視聴者の小学生にとって“憧れのお姉さん”である中学生がメインですね。大事なのは、元気で、早起きができること(笑)。それから、得意なことが1つでもあること

'98年、おはガールを務めていた平井理央。当時16歳だった
'98年、おはガールを務めていた平井理央。当時16歳だった

──どんな特技が?

「身体が柔らかいとアピールする子がなぜか多いです(笑)。ただ、これはという特技で合格した人はいませんでしたね。

 まじめに受け答えするとか、質問に対してちゃんと芯を食った答え方をする子を採用してきたかなと思います。偉そうな言い方ですけど、“伸びしろ採用”という形ですね

 オーディションは狭き門で、多数の候補者の中から採用されるのは3人から5人。