ロシア軍によるウクライナ侵攻が連日、ニュースで報じられる中で日本でも“反戦”の動きが広がっている。中でも、平和を願う“反戦歌”として注目を集めているのが、2005年リリースのSMAPのシングル『Triangle』だ。
「稲垣吾郎がラジオで流し、木村拓哉もまたライブで披露したことで拍車がかかり、ファンだけでなく同曲を知らない世代にも広まっています。『オリコン』デイリーランキングでも配信シングル部門で3位に入る、17年ぶりの再ヒットですよ。
SMAPメンバーによる再集結は難しいでしょうが、この“Triangle運動”でメンバーの気持ちが一つになっているのは確かでしょう」(スポーツ紙芸能デスク)
片や3月4日、同様に世界情勢を受けてのことだろう。ニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』でも、戦争へのメッセージソングが選曲されていた。『Triangle』よりもさらに古い、1991年にリリースされたとんねるずの楽曲だ。
多くのリスナーに“刺さった”歌
「久方ぶりに聴きましたがグッと来ますよね。『情けねえ』は名曲です」とは“とんねるず世代”の芸能プロマネージャー。
「ナイナイ・岡村(隆史)くんはとんねるずの大ファンで、彼らの番組に出演してブレイクのきっかけをつかみました。2018年に迎えた『みなさんのおかげでした』最終回でとんねるずが『情けねえ』を歌った際にも、後のラジオで“吉本にはいないタイプのスーパースター”と称していたほど。
この度のロシア侵攻が起きて岡村くんなりに“反戦”を訴えたかったのか、浮かんだのが同曲なのでしょう。実際、多くのリスナーに“刺さった”ようです」
ご存知、石橋貴明と木梨憲武からなるお笑いコンビ『とんねるず』。歌手としても多くのヒット曲を持つ2人の、「第22回日本歌謡大賞」で大賞も受賞した代表曲の一つとして知られる。ちなみに同年にデビューを迎えたSMAPが新人賞に輝いて、とんねるずと共演。少なからず縁があるのかもしれない。