1992年に石田ひかり主演で放送されたドラマ『悪女』(日本テレビ系)。今春、今田美桜主演で30年ぶりにリメイクされ、話題を呼んでいる。
「落ちこぼれ新入社員の主人公が職場の先輩から出世するためのアドバイスを受け、持ち前の明るさとまじめさで困難な問題を乗り越えていく……という、お仕事コメディーです」(テレビ誌編集者)
主人公を指導する先輩社員を江口のりこが演じているが、当初は別の人気女優が演じる予定だったという。
「最初に候補に挙がっていたのは杏さんでした。同作のチーフプロデューサーとメイン脚本家は杏さん主演の『花咲舞が黙ってない』や『偽装不倫』でもタッグを組んだ名コンビ。連ドラで初主演を務める今田さんを支えるため、実力派で信頼している杏さんにお願いしたそうなのですが、残念ながら断られてしまったとか」(日本テレビ関係者)
多くの人気作品で主演を務めてきた彼女にとって、2番手での出演は確かに役不足に感じられるが……。
「杏さんも信頼しているスタッフのオファーだけに引き受けたかったそうですが、スケジュール的に厳しかったようで、泣く泣く断ったと聞いています」(芸能プロ関係者)
9月に小学校の入学式がある
週刊女性でも過去に報じたように、今夏フランスに移住するといわれている彼女。
「『悪女』は放送と並行して撮影が進められており、クランクアップは6月中旬予定。9月の小学校入学式に合わせて移住を計画している杏さんは、余裕をもって7月までには移住を済ませたい。そのため、遅くとも6月上旬までには国内の仕事をいったん終わらせると聞いているので、そこは譲れなかったのでは」(前出・日本テレビ関係者)
一方、7月からスタートするフジテレビ系の月9ドラマ『競争の番人』に出演が決まっているのは、こんな事情が。
「主演を務める坂口健太郎さんの仕事の都合で1月下旬にクランクインしたので、5月中には撮影が終了する予定です。このスケジュールならばフランス移住の準備も問題ないと、快諾したそうです」(フジテレビ関係者)
杏の所属事務所に『悪女』のオファーを断ったのが事実かを問い合わせると、
「こちらからお話しできることはありません」
と、否定はしなかった。
「原作ファンからは、先輩社員役を演じる江口さんはイメージにピッタリと絶賛されているので、結果的によかったかもしれません」(前出・テレビ誌編集者)
仕事を断っても“悪女”にならないのは、彼女に人徳がある証拠かも。