SNSとの付き合い方
それで仕事に集中する覚悟が決まった。
さらにあいめこ流のモットーは、「人生の主役は自分であり、自分を幸せにしてくれるのも自分自身。今の自分にもまだ満足していないので、今日頑張るし、明日頑張るしという感じです」
そして、「今が一番幸せ」だと笑顔で続ける。
「目の前に頑張ることがある人生ってめちゃくちゃ幸せですよ。お仕事があって人に期待されて、子どもたちがいるおかげで、頑張らせてもらえてる、こんな使命をいただけている今が一番ハッピーです」
そんなあいめこさんがなりたい将来の自分は「圧倒的な女性経営者」だと明かす。
「目標は『日本で一番のSNSのマーケット会社になること』。具体的な数字で言うと、年商10億円です」そして「昔と今の私を比べたとき、決定的な違いは“人を守れるようになったこと”」と胸を張る。
「私がアフィリエイターを始めた、『あいめこ』になった初期は、たくさんの人に守ってもらっていました。だからこれからは、私から『恩送り』をしたいと思ってるんです。今までいただいた恩や愛や応援、励ましを当時の私のように困っている次の方に送りたいんです」
近々の目標は、シングルマザーや外へ働きに出ていきにくい人、障がい者ら社会的弱者と呼ばれる人々に対して雇用を生み出すこと、だという。
最後に危険性や問題点ばかりが強調される今のSNSの風潮について聞いてみた。
「SNSで見えてるものがすべてだと思ってしまうのが怖いですね。自我を傷つけてまでやるものじゃないと思います。SNSはあくまで娯楽。上手に付き合うことができれば、世界はもっと広がっていきます」
あいめこの軌跡と仕事が一冊に!
書籍『パソコンも持ってなかった私がTwitterで年商1億円稼ぐ理由。』
6月17日発売(主婦と生活社)定価:1540円
自身初の著書となる書籍を発売。予約段階からAmazonで話題になっている。本の内容はあいめこさん自身の生い立ちや『あいめこ』になるまでのストーリー。そして数々の失敗や挫折も綴られている。
注目したいのは、すぐにでも実践できそうなSNSのビジネス展開についてだ。「Twitterを伸ばす方法やバズりたい人が参考にできるハウツーも紹介しています。SNSで成功するノウハウとエッセイを組み合わせたものは、本のなかでも初だと思います」
原稿はすべて自分で書き、この半年間はパソコンに向かう日々だったとか……。「改めて自分のコンプレックスがわかったり、心のなかを掘り下げていく作業は精神的に重かったです(笑)。Twitterでは140字のなかで伝えたいことを簡潔に書くので、みなさんの反応は想像がつくんですけど、書籍の場合はわからない。なので、感想をお待ちしています(笑)」
あいめこさん 株式会社withera、株式会社sizuru wiz代表取締役。Twitter個人アカウント「時代と寝る女 あいめこ」はhttps://twitter.com/zidaitoneruonna
6月24日にTSUTAYA BOOKSTORE 渋谷スクランブルスクエアで出版を記念した初のセミナーを開催(オンラインでも配信)。https://store.tsite.jp/tbs-shibuya-scs眞/
取材・文/花村扶美