具体的な手順は次の4つ。

(1)ネット証券の「楽天証券」か「SBI証券」、いずれかの口座を開設。

(2)つみたてNISAの口座も開設。

(3)「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」か、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を選択。

(4)毎月3000円の積み立て引き落とし日、分配金コース「再投資型」を設定するだけ。

 手続きは1回のみ、あとはなにもしなくてOK。もし、ネットが苦手なら詳しい人と一緒に手続きするのも手。もしどうしても人がいる窓口がいいなら、手数料が比較的安いイオン銀行とりそな銀行がおすすめだという。

お金が貯まる体質に

「3000円投資を始めて2、3か月たつと、たいていの人はお金に対する意識が変わります。家計を見直すようになり、ムダな支出が減って、貯金が増えたり、投資額を増やしたり……。3000円投資が家計にもたらす効果は絶大です」

 ちなみに投資額を増やす目安は貯金が月収7・5か月~1年分あるか否か。万が一のときのためのお金も蓄えておくことも、このほったらかし投資がうまくいく秘訣だ。

 将来のお小遣いや老後資金が勝手にグングン育つだけではなく、お金を引き寄せる体質にもなる3000円投資。夫のボーナスが出るこの時期、始めない手はない!

 教えてくれたのは…横山光昭先生 ●家計再生コンサルタント。「マイエフピー」代表。延べ2万4000世帯以上の家計相談を解決。『貯金感覚でできる3000円投資生活デラックス』(アスコム刊)など、著書多数。

※1投資信託などの価格が購入金額を下回ること。
※2運用で得た利益を当初の元本に加えて再投資することで利益がどんどん膨らむ効果。

〈取材・文/佐藤晶子〉