アイドル時代のファンが離れていった
エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさんに、ジャニーズ出身の手越と渋谷が苦戦する理由について聞くと、このように分析してくれた。
「ジャニーズに限らずグループで活動していた人は、グループの“箱推し”やそのグループだから応援しているという人も少なくないので、卒業後にファン離れが起きやすい。特に2人ともライブで輝くタイプですから、ファンが離れてライブに来なくなると活動に直結してしまうので、苦戦を強いられているのではないでしょうか。
同じジャニーズ出身だと山下智久さんもソロで活動していますが、彼は昔からドラマや映画など映像の仕事も多かった。仮にファン離れが起きていても俳優として評価されているなら、そこまで大きな影響は出ないように思います」
同じグループアイドルで成功している前田敦子については、
「前田さんは事務所に所属していたときから多くのオファーがあったと思いますが、おそらくAKB48時代のイメージなどを考慮して、事務所側が作品を選んでいたのでしょう。独立したことでNGが減り、それによって役者としての幅が広がったことがプラスに繋がっている印象です」(大塚さん)
独立する芸能人は増える一方だが、タレントとしての才能だけで生き残れるほど甘い世界ではないようだ。