学生時代のこれは「いらなかった」TOP10

全国の30~79歳までの男女100人を対象に編集部とネオマーケティングによって調査。その他の項目では名札などによるプライバシーに関する不満や友人関係の回答もあった
全国の30~79歳までの男女100人を対象に編集部とネオマーケティングによって調査。その他の項目では名札などによるプライバシーに関する不満や友人関係の回答もあった
【画像】学生時代のこれは「いらなかった」行事・校則TOP10

第1位 おかっぱ・丸刈り制服のルールがトップ

 もっとも得票数が多かったのは『制服や頭髪』にまつわる校則。

「中学のころの男子は丸刈り、女子はおかっぱかおさげという校則。ただでさえ詰め襟とかジャンパースカートとか機能性が低い制服を着ているのに、髪型まで指定されて個性が押しつぶされていたと思う」(神奈川県・49歳・男性)

「頭髪検査で生徒はおかっぱ、丸刈りなのに、点検する教師の髪が長かったのが納得いかなかった」(埼玉県・63歳・女性)

「5月の中ごろでちょっと暑い衣替え前。部活帰りにセーラー服の袖をまくっていたら生徒指導の先生に注意されたことが今でも忘れられない。みっともないとのことでしたが暑かったんです!」(愛知県・61歳・女性)

「学生時代の体育の授業はブルマーでした。色が黒なだけでほとんど下着だし、ブルマーでないといけない意味が、本当にわかりませんでした。高校の1年生のころ、体育の授業をしているときに門からのぞいてる人がいて問題になり、その後はハーフパンツになりました」(神奈川県・44歳・女性)

「中学生のときチャイムが鳴っている間は動いてはいけないという決まりがあった 静止して今から自分はどのような行動をしなければならないか考える時間といわれた。どう考えてもおかしな決まりで無駄な時間だったと思う」(千葉県・52歳・女性)

第2位 全校集会による長時間拘束

 続いて『全校集会』について。冒頭の佐藤さんのように長時間の拘束に不満を覚えている人は少なくなかった。

「とにかく無駄に長い学年集会。一部の生徒の素行の悪さを注意するために学年全員が集められ2~3時間説教されたことも」(東京都・47歳・男性)

「朝礼の校長先生の挨拶。校長先生の話はあってもいいが自分の経歴とか私事が多く、時間が異常に長くて必要最低限の報告にとどめてほしかった」(宮崎県・59歳・男性)

「校庭での朝礼。校長の話は長いし、雪が降っても外で行っていたので寒かった」(青森県・60歳・女性)

第3位 体罰や部活動での暴力

 第3位は『体罰や部活、学校生活での行きすぎた指導』に関して。

「小学校5年のころの担任は何かあるとすぐに殴ってきた。たばこを買いに校外に行かされたこともある。子どもだったからわからなかったが今思えば懲戒ものである」(兵庫県・62歳・女性)

「部活の水飲み禁止は危険だった」(神奈川県・32歳・女性)

「小学校の給食を残さず全部食べさせられていた。鍋も空にしないと先生に怒られ、好き嫌いをしているわけでもなく、食が細い子はかわいそうだった。食べ物を無駄にしないように、との考えはわかるが食べきれなくて泣いてしまう子や吐いてしまう子もいて給食の時間が嫌だった。今だったら大問題になる」(静岡県・38歳・女性)

「中学校3年のとき、校長先生が夜、学年の全生徒の家に家庭訪問をして、高校受験を頑張るように励ましていた。受験勉強をしたいのに、校長先生が来るからと、PTAの役員が自宅に来て、“校長先生に失礼のないよう”と、家族にまで注意して回っていた。勉強に集中できないし、家族にとっても迷惑だった」(福島県・64歳・女性)