「お休み」を有効活用するマインドに
澤井「あの企画って、本当にIMALUさんのことをお祝いしたい人がたくさんいらっしゃったじゃないですか。あの空間って余計なことを考えず、全員が幸せだけに向かっているし、企画のための企画じゃなくて、ストーリーがある企画だったので意味があったと強く感じています。仕事の面では、ご両親(明石家さんま・大竹しのぶ)も同じ世界にいらっしゃいますが、相談したりはしないんですか?」
IMALU「全くないですね〜。会うことも年に1〜2回くらいですし。逆にコロナの時期はみんな仕事が減っていたので、いちばん会っていたかな。普段はなかなかスケジュールが合わなくて」
澤井「家族で一緒にいるときってどんな会話をされているんですか?」
IMALU「うちは基本的に父親が喋っている感じです。ほとんど芸能ゴシップの話ですね。絶対に墓場まで持っていかなきゃいけない話もあります(笑)。“マジでー!?”みたいな。私と兄がずっと父親の話を聞いている感じですかね」
澤井「IMALUさんとお兄さんだけがお客さん! 贅沢すぎる単独ライブですね!多忙な日々を過ごされてからコロナ禍に入って、ご自分の中で仕事ってどんな存在になっていますか?」
IMALU「昔は頂いた仕事は“とりあえず進めよう”っていう感覚でしたが、今は“楽しそうだな”というのを基準にしている部分はあります。芸能の仕事って求められないとできませんし、できるだけやりたいっていう気持ちはあるんですけど“仕事の基準”っていう意味だと変わってきたと思います。
昔はお休みの日があるだけで“休みがあるのやばい!”って思っていましたが、今は焦らなくなりました。“空いた時間をこう活用しよう”って頭を切り替えられるようになりましたね」
澤井「本当にそれは思います。僕も予定が空いてるだけで焦ってましたけど、今は休みを自分のためのインプットに有効活用しようって考えるようになりました」
IMALU「今ってコロナの可能性があるから、体調悪かったら休まなきゃないけないですよね。でも、この仕事ってこれまでは熱があっても仕事するのが当たり前の世界で休むという選択肢はなかった気がする。
コロナ禍になってから健康のために料理を始めましたね。外食すらできなかった時期があったので。パスタとかカレーとか。でも全然好きになれませんでした…。“外食のほうが美味しいじゃん”って(笑)健康という意味では運動されてますか? 以前よりだいぶ痩せたように見えるんですけど」
澤井「運動は全然してないんですけど、妻が痩せるメニューをずっと作ってくれまして…。コロナ禍で外食せず、その料理を食べ続けていたら3〜4か月で10キロくらい痩せました! おかげで、それまでは座らないと靴が履けなかったんですけど、今は立ちながら履けるように(笑)
IMALU「(爆笑)めちゃくちゃいいことじゃないですか! 奥さんの料理食べてみたいです〜」
澤井「ぜひ今度いらっしゃってください! コロナがまた感染拡大していますけど、落ち着いたらまた飲みにも行きたいですね」
IMALU「ぜひお願いします!」
●澤井直人
テレビ、YouTube、広告などの放送作家として活動。2022年より対談作家の道へ。『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ(フジテレビ)』、『タクシー運転手さん一番うまい店に連れてって!(テレビ東京)』、『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの!?(日本テレビ)』、『高校生クイズ2022(日本テレビ)』 などを担当。
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(取材・文 綾部和也) 撮影協力/『WOODBERRY COFFEE 用賀本店』