目次
Page 1
ー 女性に人気の副業の一例
Page 2
ー ケース1. 「家事代行」で依頼者との意思疎通が取れず思わぬクレームが ー ケース2. 契約書を交わさずWebライターを請け負い納品後に報酬減額交渉、泣き寝入り
Page 3
ー ケース3. 家事も育児も境界がない「なんでも屋」。神経すり減らすベビーシッター業務
Page 4
ー ケース4. チャットで相談に乗るだけの簡単なアルバイトのはずが… ー ケース5. 人気が出るよ、とうっかり登録「レンタル彼氏」で詐欺の痛い経験

 始めるのは簡単。でも辞める人が後を絶たない

 コロナ禍による休業が相次ぎ、この数年は収入減となった家庭も多い。少しでも家計の足しにできればと、隙間時間で手軽に稼げる副業が注目されている。2020年の内閣官房の調査結果によると、「副業をしている」と回答した人は、全労働人口6860万人のうち248万人もいる。

 エイチ・アイ・エスやソフトバンクといった企業も副業を解禁。在宅ワークが定着し、時間の融通が利くようになった背景ともあわせて、副業に手を出す層が増えたと考えられる。

 そんな中、女性に人気な副業は「家事代行」「覆面調査」「Webライター」など。特にWebライターは、自宅にいながら取り組むことができるため注目度が高い。

女性に人気の副業の一例

・Webライター
・家事代行
・ベビーシッター
・覆面調査
・アンケートモニター
・ハンドメイド商品の販売
・データ入力
・アフィリエイト
・投資
・ポイント活動
・講師/家庭教師

副業 女性」などのキーワードで検索すると出てくる副業の一例。自身の得意分野を生かしてお金に換えることができる職種の人気が高い。また、実質割引価格で商品を手に入れることができる覆面調査や、ポイントを商品券や現物に換金することができるアンケートモニターは、直接お金にならなくても節約の目的で利用している人も。

 ただし「手軽に稼げる」からこそ思わぬ落とし穴も。丸の内ソレイユ法律事務所の早瀬弁護士は「副業は1回あたりの報酬額がそこまで高くないため、トラブルに見舞われても泣き寝入りしてしまい、表に出てきていないことが多い」と話す。

 次に紹介するのは実際の事例だ。