当時の芸風と時代にズレが生じている

 一方の関西出身芸人も、“西の女帝”こと上沼恵美子(67)が関東では3位、関西では2位にランクイン。

「いつも攻撃的でトゲトゲしい感じが好きではない」(大阪府・60代女性)、「面白いとは思うが、上から目線すぎる」(京都府・50代男性)などの声があり、彼女の持ち味が嫌われる原因になっているようだ。

「彼女は関西で好感度が高いイメージがあったので驚きました。上沼さんもとんねるずさんも、本人の芸風と時代にズレが生じていますよね。2000年代までは、攻撃的で毒がある笑いが好まれましたが、今は真逆。

 東も西も“誰も傷つかない笑い”が求められています。視聴者は戦争や経済不安など、つらい現実から逃れるために、テレビには平和を求めるようになっていることの表れではないでしょうか」(前出・野呂さん)

 好きであれ、嫌いであれ、視聴者の感情を揺さぶるのは、第一線で活躍しているからこそ。長年、表舞台に立つベテラン芸人たちに拍手!