本誌の取材に応じた篠田の家族は、報道の条件として「夫婦以外の第三者の暴露については極力触れないこと」を挙げた。
「長女の実名だけでなく、他のタレントの方や関係者の方も実名で暴露が行われていますが、それらの内容に公共性があるとはとても考えられません。ただ、結果的に『騒動の火種を作った』として、麻里子の元からは多くの人間が離れていったと思います。麻里子本人だけでなく、彼女と親しい人間に対する攻撃もまた、T氏のやり方なのでしょう」(篠田の家族、以下同)
夫婦ゲンカをスマホで撮影
篠田の家族が今回の取材に応じると決意した背景には、こうしたT氏による“無差別攻撃”が含まれているという。
「彼に対して最も憤りを感じたのは、監護者の調停の際に麻里子に陳述書を書いてくれた方など、一般人にまで脅しとも取れる行動を取ったこと。T氏は麻里子側の人間が許せないらしく、彼らに対して直接、あるいは弁護士を通じるなどして、圧力めいた警告を行ってきました。さらには陳述書に氏名とともに書かれた住所を、こともあろうに週刊誌に流出させているんです。麻里子の元には『突然記者が取材に来た』という苦情が寄せられました」
にわかには信じがたいT氏の行為だが、ある陳述書の作成者は絶対匿名を条件に「実際に住んでいる住所ではなく、陳述書に書いた本籍地の住所に記者が来て、対応した家人が『なぜ嘘の陳述を行ったのか』と問いつめられました。陳述書の住所がT氏から週刊誌に流れたのは、疑いようのない事実です」と話した。
子育てについての認識の違いや、金銭面の事情もあり、特に2020年以降は夫婦ゲンカが絶えなくなっていたという。
「麻里子がT氏に娘の面倒を見てほしいと頼むと『忙しい』と断り、そこから発展した言い合いが平行線をたどると、彼は突然家庭をほったらかして“家出”をしてしまうと。これだけでも私たちは異常だと思いますが、彼は会話の録音や動画の撮影をすることまであったそうです。
夫婦ゲンカがヒートアップしてくると、突然スマホで麻里子を撮影し始めて『これが流出したらどうなるか分かっているのか?』と……。今にして思えば、T氏は麻里子に対する脅迫の材料を、以前から集めていたのではないでしょうか」