被害にあった焼肉店「謝罪はいっさいない」
今度は焼き肉店で発覚した“飲食店テロ”。被害を受けた店は、事態を把握できているのか。電話で話を聞いた。
――ツイッターで迷惑行為が拡散されているのは知っているか?
「はい。お客さんから心配するお電話をいただいて知りました」
店員によると、この動画が撮影されたのは2022年秋のことだったという。
「動画自体は最近のものではなく、昨年の9月か10月ごろのものです。当時、動画が投稿された時点で、警察に相談して、投稿した方たちの名前もわかっています。警察には被害の報告はしましたが、24時間で消える動画ということもあって、少し甘く見てしまい、そのときは様子を見るというか、被害届は出さずにいたところ、こんなことになってしまって……」
――男性客たちから、謝罪の連絡などは?
「いえ、いっさいございません。当時はとりあえず様子を見るということで、店からも連絡はしていませんでした」
――被害を受けて、その後の対策は?
「爪楊枝は、被害の判明後すぐに個包装のものに変えました。現在もすべて個包装で対応しております」
――被害届は提出しない?
「改めて警察に相談をするか検討中ですが、まだ対応しきれてないところで……。本当に迷惑で、腹立たしい気持ちしかありません。実際の被害から時間がたっているので、今日お客様からお電話をいくつかいただいて、ここまでの騒ぎになっていると知りました。いつも来ていただいてるお客様に対しても、ご心配をおかけして申し訳ない気持ちです」
もはや“迷惑”という言葉では済まされない飲食店テロの被害。動画の撮影も含め、ただの悪ふざけでは済まされない立派な違法行為だ。