【コツ3】副菜や常備菜は作らない
「料理は毎食、メイン一品しか作りません。結婚当初はサラダなどの副菜も出していましたが、少量を作るためにいろんな材料が必要になるのでやめたんです」
副菜をやめても家族からの批判はなく、むしろメインの量が増えて喜ばれたんだそう。
「そんなことならもっと早くメインおかずだけにすればよかったと思いました(笑)。常備菜を作っても食べ飽きて悪くしてしまうこともあったり、トクなようでソンしてることも」
【コツ4】細かい家計簿はつけない
「若いころは、ニンジン1本いくらで買ったかまで、細かく家計簿に書いていました。でも、あるとき『これって意味あるのかな』と疑問に思って。1日あたりの食費の予算さえ守れていれば、ニンジンをいくらで買おうが実はたいした問題ではないんですよね」
以来、1日のトータルの金額だけを確認することに。無理をしないから、家計チェックが苦にならなくなった。ただし、使いすぎたらレシートをながめて行動を反省する。
「なぜ買いすぎたのか、失敗の理由を考えて、繰り返さないようにすればいいだけ。いちばんダメなのは、記入することに満足して反省を生かさないことです」
【コツ5】ポイントには縛られない
あるアンケートによれば日本人の8割強がポイントサービス好き。しかし、コツコツさんはあまり気にしないようにしている。
「クレジットカードの還元ポイントは利用していますが、お店独自のポイントサービスは気にしません。有効期限があったり、使う場所や使いみちが限られていたりして、私には管理が大変なんです。それに、こだわりすぎるとポイントを貯めようと余分に買い物をする、ポイントを消化するために必要でないものを注文する、ということも。節約とは相性が悪いです」
さらに、スーパーのポイント還元デーの場合、「店が混む」のもネックだ。
「お客さんが増えて、手に入れられる見切り品の品数も減ってしまうんですよね。ポイントでトクしても、トータルの節約効果はダウン。私にはいいことなしです」
ポイント制は消費者にお金をたくさん使わせる仕掛けでもある。
還元キャンペーンに踊らされるのはほどほどに。