定期的に盛り上がる韓流の波
韓流ブームは政治的な側面で陰りをみせたことも。
'12年に李明博大統領が領土問題の竹島に上陸したことで一時、冷え込んだが、ブームの火種が消えることはなかった。
'16年ごろから韓国コスメやフードなどがSNSで人気を集めるようになり、第3次ブームのきっかけになった。東京・新大久保のコリアタウンには若年層の女性が押し寄せ、インスタ映えするチーズタッカルビやチーズハットグを販売する店に長蛇の列を作り話題になった。
「ドラマ、音楽だけじゃなく多様化したということだと思います」
そして、パンデミック以降の世界的な韓流が第4次ブーム。
コロナ禍では“おうち時間”が増えたことでストリーミング視聴が急増した。ネットフリックスで配信されたドラマ『愛の不時着』『梨泰院クラス』『イカゲーム』が人気を集めた。
『Dynamite』や『Butter』が世界的に大ヒットしたBTSは、米グラミー賞に2年連続でノミネートされ一世を風靡。さらにはホワイトハウスを訪問しバイデン米大統領との対面や国連でスピーチするなど存在感を示した。