「男はおごりたい」「女はおごられたくない」?
深田のツイートから10日経った22日、止まぬ論争に“秒速で1億稼ぐ男”ともてはやされた青汁王子こと三崎優太が別角度からTwitterで意見を飛ばす。
《奢る奢られで文句を言ってる世の男性陣に伝えたい。そんなこと議論してる暇があったら金を稼げ。1秒でも早く行動しろ。女性は目先の会計の金を見てるんじゃない、将来金を稼げる男がどうかを見てるんだよ。目の前の会計が小銭に思えるくらいに金を稼げ。すべては自分の努力で変えられる》
そんななか、SNS界隈では専門家の指摘がバズっている。それは、独身研究家の荒川和久氏が深田えいみがツイッターの投稿を削除したことを伝えたYahoo!ニュース(『J-CASTニュース』の記事)のコメント欄に書き残した、ある説だった。
荒川氏はこの件について《いつまでも終わらない論争のひとつ》としたうえで、《「男はおごるものだと主張する女」vs「女はいつもおごられて当然と思うなという男」の対決構図が注目されますが実態は違います》と綴り、こう続けるのであった。
《内閣府の「令和3年度性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査」でも調査されてますが、「男がおごるべき賛成」割合は男性37.3%、女性22.1%という結果となりました。私もこの件は2015年から継続的にこの調査してますが、ほぼ内閣府の調査結果と同じです》
確かに内閣府・男女共同参画局の公開資料には全国の男女20-60代10330人(男性5069人 女性5165人 その他96人)を対象としたアンケート結果が掲載されており、「デートや食事のお金は男性が負担するべきだ」の項目は、上記のような割合が記されている。荒川氏はこのデータをもって、こう結論づけるのであった。
《つまり、「デートでは男がおごるべき」と考えているのは、女性の方ではなく男性の方が多い。言いかえると「男はおごりたい」「女はおごられたくない」ということになるわけです。論争は「おごられない女」と「金がなくておごれない男」の間で勃発しているのでしょう》
この一連のコメントが“スクリーンショット”され、Twitterで称賛のコメントともに4.3万リツイート、13.6万いいねと拡散されている。しかし、この意見に対しても、
「『男がおごるべき』に賛成しない割合は男性62.7%と過半数なので、『男はおごりたくない』と表現するべきです。どこから『金がなくておごれない男』が出てきたのですか???」と、論理の飛躍ではないかと指摘するユーザーもちらほら。
やはり“論争は終わらない”。