「失敗の要素ナシ」でリラックスムード
3月上旬、スペシャルドラマの舞台となっている隅田川のほとりでは、50人ほどのロケチームが撮影に臨んでいた。その中心には、MERのユニフォームに袖を通した伊藤淳史と中条あやみの姿が。
大型水上バスと屋形船の衝突事故が発生し、コントロールがきかなくなった屋形船が負傷者を乗せたまま暴走するというストーリー。中条は命綱をつけて、橋から川へと飛び降りようとするシーンの撮影真っただ中だった。この日は個別のシーンの撮影のみで、伊藤と中条の共演こそなかったが、伊藤はすっかり撮影チームになじんでいるよう。
正午近くになると、スタッフやキャストがそろって河川敷に腰かけ、お昼休憩を取っていた。中条や伊藤もその輪に加わり、まるで遠足のように昼食を楽しむ様子からは余裕さえ感じられた。
「連続ドラマの映画化は大コケすることもありますが、『TOKYO MER』に関しては失敗の要素があまり見当たりません。そうしたこともあり、余計なプレッシャーを感じずに現場に臨むことができるのでは」(スポーツ紙記者)
人命救助だけでなく、興行収入でも確実に成功を収めることはできるか。