第84回 遠野なぎこ
女優・遠野なぎこが三度目の結婚をした2週間後に離婚。最初の結婚は72日間、二度めは55日間といずれも短い結婚生活でしたが、自身の持つ記録を更新してしまいました。
結婚と離婚を繰り返す、なぎこはヤバイのか?
明石家さんまは3月25日放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で「『結婚』という文字の捉え方が違うのかな、我々というぐらい。もっと慎重に『次の結婚は・・・』とか思うねんけど、2週間? すごいなぁ。なんで結婚したんやろなぁ」と驚き、東野幸治は24日放送ABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』において、なぎこがバラエティ番組に出だして、赤裸々トークをしていたときに、白髪を染めていないことに気付き、すさんだ私生活を連想してヤバいと思ったそうです。「で、今回マッチングアプリで出会った方、結婚して2週間で三度目の離婚ってことで・・・。やっぱり何も変わってなかってん」「俺のコンピューター間違ってないなと思って。安心しました」と語っていました。
おそらく、さんまも東野も「結婚と離婚を繰り返す、なぎこはヤバい」と思っているのでしょう。しかし、なぎこのこれまでの人生から考えて見ると、ちょっと印象が変わるかもしれません。
なぎこの著書『一度も愛してくれなかった母へ 一度も愛せなかった男たちへ』(ブックマン社)は自伝的小説と銘打たれています。小説ということは、書かれていることはフィクションの部分もあるということでしょう。しかし、そこを考慮しても、彼女の生い立ちはとても悲しいのです。なぎこのお父さんは二十歳、お母さんはなぎこを妊娠して高校を中退します。若く、職もなく、援助してくれる人もいない二人の結婚生活は予想どおり不安定で、お父さんは仕事が続かず、お母さんは小さい子どもを置いて実家に帰ってしまうなど、育児放棄と言われても仕方ない子育てしかできなかったそうです。