なぜ事前にTwitterで告知したのか

綾ちゃんはとても反省している様子でしたね。カメラに映っていないところでも頑張って働いる様子が伺えました。集まってきた人だかりにマネージャーと思しき方が対応していましたが、群衆はあまり動く気配がなかった

 また当時者である『どるばこ』の店長の反応は好意的だったよう。店長のTwitterを見てみると、

《本日 16:00~17:00の間で中町jp兄妹様が一日店長で働かれます!
近くにお越しの方は是非御来店くださいませ!》

 と宣伝したり、

《この度はお手伝いしていただき有り難う御座いました!! サイン貰うの忘れたのが心残りだけど…》

兄の中町JPもバイトの手伝いをしていた(中町兄妹のYouTubeより)
兄の中町JPもバイトの手伝いをしていた(中町兄妹のYouTubeより)
【写真】中町綾が川で大胆披露した“みたこともない水着姿”にファン釘付け

 など、二人と笑顔でピースをする微笑ましい写真を投稿。もともとの店長の人の良さはもちろんのこと、中町兄妹の誠意も伝わった証だろう。しかし、大手YouTuber事務所の社員は今回の騒動について冷ややかに見ていたようで、

今回人が殺到した理由はシンプルで、“事前にTwitterで働く日時を発表したこと”に尽きるでしょう。のちに働いたことを動画化するなら“事後報告”でよかったはず。つまりこれは、事前に告知することで、人が集まることを期待してのことだったのではないでしょうか。画的にも映えますしね。動画でも“予約はすでにいっぱい”と話していましたよ。このような企画は当然、人が集まってトラブルになったりといった予期せぬリスクをはらんでいる。

 中町綾さんは中学2年生のときにスカウトされて、そこから大手芸能事務所に所属していましたが、数年で退所し、YouTube活動をはじめています。この企画は中町JPさんがすべて考えたものだそうですが、やはりYouTuberが個人でリスクヘッジをすることの難しさを感じた一件でしたね

 今年1月の『VoCE』特別インタビューで中町綾は自身の発言がたびたび炎上につながってしまう件について言及している。

《私はYouTube初期から隠しごとは一切なし。思ったことは何でも正直に話すし、プライベートも隠さず、すべてをさらけだした動画を作り続けていたんです。だけど、登録者人数が5〜60万人ぐらいのころから、人気とともにアンチも増えてきて。私のはっきりとした物言いが火種になって、炎上するんですよね。そのとき初めて、たとえ私のチャンネルでも、いろんな人が見ている場では思ったことをすべては言ってはいけないと気づかされた。でも、空気を読まずに発言することが私の武器だし、自分らしくいたい。そんな言葉にできないモヤモヤした気持ちがありましたね》

 よくも悪くも正直すぎるキャラクターが今回の炎上を招いたということだろうか。