食材のちょい足しで栄養と満足度をアップ
惣菜に頼ると栄養が偏りそうでは?
「買ってきたお惣菜を、そのままお皿に盛りつけて出すのではなく、ひと工夫しています」
例えば、惣菜のコロッケやハンバーグをメインにするときは、家にある野菜を少し添えるだけでいい。またメインだけでなく、副菜も惣菜に頼ってしまうのもアリ。
「切り干し大根やひじきの煮物といった安くて食物繊維たっぷりの惣菜を一緒に購入して、副菜として付け加えるのもオススメ。その日に食べ切れるサイズの惣菜を買うようにすれば、いつまでも冷蔵庫に残っている……なんてこともなくなり、食品ロス防止にもつながります。
食材や食品はお金が形を変えたものと意識して、ムダにしないのは食費節約の大事な考え方です」
ほかには、ピザや冷凍のチャーハンなど、炭水化物中心の惣菜や冷凍食品を使う場合は、野菜や卵、肉などをちょい足しすることで、タンパク質などの必要な栄養素を補うことができる。
また、カレーやパスタソースなどのレトルト食品は具が少ないものも多いので、カレーには卵やゆで野菜、パスタソースにはひき肉などを加え、栄養バランスとボリュームをアップさせるのもオススメだ。
《節約ワザ》買うと高くつくお惣菜は避ける!
スーパーやコンビニ店頭に並ぶ惣菜の中には、自炊と比較して割高になるものも。その代表的な一品をご紹介!
生野菜サラダ→スーパーなどで売られるサラダは小サイズで200円程度。野菜を買って自分で調理したほうが断然安く収まる。
焼き魚→焼き鮭を惣菜で買うと、1切れ300円する場合も。自宅のグリルや魚焼き器で焼けば、同じ価格で2人分は作れる。
おかず+ごはん=お弁当→これだけ買えば1食作らなくても良いが、お弁当のごはんは量も多く食べ切れない場合も。お米は炊いたほうが安上がり。
《節約ワザ》家にある食材でちょい足しアレンジ!
お惣菜やレトルト食品を取り入れた時に、「ちょっと物足りない……」と感じたら、家にある食材でアレンジするのがオススメ。プラス100円程度の材料で簡単にできる3例を紹介。
家にある野菜でボリューミーなピザに!
スーパーなどで売られているピザは具が少なく味が濃いので、野菜などをプラスしボリュームアップを。玉ねぎやしめじ、チーズを増量しても100円かからずにアレンジできる。
タルタルソースでから揚げのチキン南蛮風
お惣菜のから揚げやチキンカツはそのままでも美味しく食べられるが、手作りのタルタルソースをかけてチキン南蛮風に仕上げれば、見た目にも豪華な「メインディッシュ」に。
ミートソースにひき肉をプラス
市販のミートソースの中にはほとんど具が入っていないようなものも。そんな時は、自分でひき肉を足してボリュームアップ。