食費は月5万円に抑えて赤字家計とは無縁に
「家計管理は月1回、夫の給料日に全額下ろして費目ごとに『袋分け』でしています」
ひと月の袋分けは、まず日用品費や食費など、「やりくり費」として7万5千円を袋に入れる。そのうち、日用品やガソリン代などその他の予算は2万5千円。
「食費は限界まで削り、以前は月3万円でやりくりしていましたが、物価高もあり月5万円に変えました。子どもが成長して食事の量が増えましたし、もうこれ以上減らすと健康に問題が出てしまうので」
総務省の家計調査(2021年)によれば、6人以上世帯の月の平均食費は10万円を超えるので、その半分で生活できるのはスゴイのひと言。
「食費を抑えるため、食材は無駄なく使い切るのがモットー。買い物は週1回、月曜日に1人で行き、まとめ買いをしています。わが家の定番料理の食材のみを必要量だけ買い、余計なものは買いません」
また、1万円の「予備費」を用意しておくと、心の余裕も持てると話す。
「調味料やお菓子などは『ウエル活』で。毎月20日はドラッグストアのウエルシアで、Tポイントを使うと1.5倍の買い物ができるんです」
ポイントサイトを活用し、現金の出費を抑える。
また、家計簿は買い物から帰宅後に必ずつける。それは、やりくり費を週ごとに集計して、残高を把握するためだ。こまめに確認すれば、お金の使いすぎを修正できる。
「電気とガス、携帯代は楽天に統一してポイントを稼いでいます。私の携帯代はポイント払いで月0円なんですよ」
ほかにもさまざまな貯めテクを実行中。現在は生活防衛資金の100万円を残して、つみたてNISAなどに投資する。しかし、年に1回の家族旅行では節約を意識せずに楽しむという。
「正月には家族全員でマネー会議をして、収支を報告します。小さいころからお金の価値を知っていれば、私のような失敗はしないはず(笑)。子どもたちの将来に備え、節約生活を続けていきたいです」