目次
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ー 家電量販店の決算セールには手を出すな
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ー 家電量販店お得ワザ1.「安くして」「いくらになる?」は効果なし! ー 家電量販店お得ワザ2.「店長イチオシ」「おすすめ」は値引きの大チャンス! ー 家電量販店お得ワザ3.雨の日の平日は安くなる確率アップ
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ー 家電量販店お得ワザ4.携帯ショップに行く前はネットで調べるが鉄則 ー 家電量販店お得ワザ5.家電量販店で本当に安いのは日用品

 

 高額な商品が多い家電量販店。できるだけ安く手に入れたいものだが、どうすればいいだろうか。

家電量販店は少しでも安く買いたいお客さんと、ノルマを背負った店員の攻防戦。店員側の本音を知っておくと賢く買い物できますよ」

 と話すのはこれまで9店舗の家電量販店に勤務し、売り上げトップに立ったこともある峯岸よぞらさん。

家電量販店の決算セールには手を出すな

家電量販店の値下げ時期といえば2月や3月に行われる決算セールというイメージが強いですが、私は買いません。値段を下げる時期ではあるものの、決算時期まで残っている商品は不人気のものがほとんど。ですから、旧製品から新製品に入れ替わるモデルチェンジ時期の直前に、旧製品を狙うのがおすすめです」(峯岸さん、以下同)

 モデルチェンジ時期はメーカーごとに差があるものの、テレビは6月〜7月、冷蔵庫・洗濯機は8月〜9月、エアコンは11月〜12月のことが多い。この時期に値段交渉をするのがもっとも安く買えるのだそう。

「決算セールの時期をおすすめしないもうひとつの理由は値段交渉ができないこと。というのも、決算期は時間ごとのノルマが課せられ、何度も本部からの電話が鳴って1年でもっとも忙しくなります。値段交渉をするお客さんは切り捨てて、ほかのお客さんの接客をしたほうが効率的という考え方なのです」

 値引き交渉をするなら、話しかける相手をセレクトしたほうがいいという。

売り上げ目標を気にしている社員がおすすめ。メーカーのベストを着ているのはメーカー側の社員で、値引きの裁量権を持っていないので注意。下げてくれやすいのは肩書のない一般の社員です。フロア長や部門長は全体の利益を高くするのが仕事なので、値下げはしぶりがち。でも、一般の社員は個人目標の達成を優先させるので、値下げしてくれやすいのです」

 肩書は名札の名前の横に書いてあることが多いため、何も記載がない人に話しかけてみて。

「ネット通販が主流になってきましたが、下取りや値段交渉、無料での設置などを考えると実店舗の強みが大きいこともあります。頻繁に通って店員と顔なじみになっておくと、ネット以上に値下げを頑張るケースもありますよ」

 今回は家電量販店に勤める4人にも匿名で取材を受けてもらい、ホンネを探った!