あらためて動画は5月5日に札幌市内で撮影したものとして、ヒグマには30mほどの距離で気づき、最終的に4頭の親子グマだったことを明かすH氏。そして、
「これだけでっかい声で撮影していたら、(クマが)来ない可能性が高いだろうと思っていたんですけど、来たのでびっくりしましたね」
この辺りの地域に明るいのか、“ヒグマが来る可能性”も想定していたような発言も。
近隣住民にもヒグマにも迷惑な行為
今回、彼らが受けた“被害”について、冒頭動画の予告通りに《【衝撃映像】撮影中にヒグマの親子が乱入し暴れていった一部始終をお見せします》とのタイトルで、翌日に投稿した動画に収められていた。
ピザやポテトの匂いに誘われたのか、避難する際にその場に残していった食事を奪って貪り食うヒグマの様子や、親子が去った後の無惨にも荒らされた“キャンプ”を撮影。「これ以上は危ない、行きましょう」と片付けて撤収する2人だった。
ともあれ、命の危険もあったハプニング動画には、視聴者からは《無事でよかった》と彼らを気遣うコメントが寄せられる一方で、フジテレビのニュースを見たと思われるネットユーザーからは、
《クマに餌付けしちゃったよ しかも住宅地の近くで……》
《近隣の人間にも餌付けされたヒグマにも迷惑な行為で酷すぎる》
《YouTuberが札幌南区でヒグマにピザを餌付けしたのか… 以前にもヒグマをビデオに収めようと動画回してたみたいだし確信犯だね》
結果的にヒグマによる人身事故や被害を招く恐れがある“餌付け行為”をしてしまったことへの批判的な声。中には、彼らの行動に疑問を持ち、実際に現場に赴いて検証、動画公開した、北海道に住むサバイバル系ユーチューバーも。
なんでもH氏たちの撮影日の前日、5月4日に同地区の民家付近で親子熊の出没情報が出ていたことから、つまりは偶然でこの森を選んだのではなく「“意図的”に該当の動画撮影が行われた」と指摘している。