水道代も下げられるお得なテクも夏の光熱費節約ワザ

1. エアコンは「弱冷房除湿機能」を使う

 冷房と除湿、お得なのはどっち?

「電気代の高い順に、再熱除湿>冷房>弱冷房除湿≒ハイブリッド除湿、となります。同じ除湿でも“再熱除湿”は、冷やした空気を再び暖めるため、余計に電力を消費します。弱冷房除湿やハイブリッド除湿の機能がない場合は、冷房がお得」

 お使いのエアコンがどのタイプなのかは取扱説明書やネットで検索を。

1.エアコンは「弱冷房除湿機能」を使う※画像はイメージです
1.エアコンは「弱冷房除湿機能」を使う※画像はイメージです
【写真】エアコンのフィルターはこまめに掃除!5〜10%の節電にも!

2. 室温と設定温度の差を最小限にする

「エアコンは短時間に一気に冷やすときにいちばん電力を消費します」とサリスさん。

「なるべく室内外の気温差が大きくならないように、冷房の設定温度は28℃がベスト。同時に、足や首を冷やす、湿らせたタオルで全身を拭くなど涼しく過ごすワザを取り入れて無理なく節電を」

3. 家に帰ったら部屋の熱気を逃がす

「部屋に熱がこもっているときは、まず窓を開けて熱気を外に逃がしましょう。風が心地よければエアコンを使わずにすむし、いざ使うときも室内の温度が下がっているので、冷房効果が高くなります」

 窓が1つの部屋では扇風機を窓に向けて回すと換気がスムーズ。

4. エアコンの風下に扇風機を置く

 エアコンと扇風機やサーキュレーターの併用は定番の節電術だが、その設置位置にもポイントがある。

「扇風機はエアコンの風下に、エアコンと向かい合わせに置き、首を上に向けます。風下から扇風機の風を送ることで、部屋の空気を下から上に循環させれば、温度のむらも防げて高い節電効果が得られます」

4.エアコンの風下に扇風機を置く※画像はイメージです
4.エアコンの風下に扇風機を置く※画像はイメージです

5. 省エネモードの活用はマスト

 起動時の電力消費を抑えたり、必要最低限の設定温度で自動運転してくれるエアコンの「省エネモード」。

「省エネモードを使うと年間の電気代が約1万円も節約できるというデータがあります。ぜひ活用を!」

6. エアコンの掃除はまめに!

 ホコリがたまったフィルターは、エアコンの冷暖房効果を下げてしまう。

「月に1〜2回のフィルター掃除を行うだけで、5〜10%の節電につながります。こまめな掃除は大変ですが、習慣化しましょう」

6.エアコンの掃除はまめに!※画像はイメージです
6.エアコンの掃除はまめに!※画像はイメージです