ハレの日はお寿司が谷原家の鉄板!
誕生日などのハレの日の食事も、家族全員でにぎやかに。
「いつものごはんは栄養バランスも考慮しますが、ハレの日は特別! 誕生日の子や卒業を迎える子の大好物だけを作るのがお約束。その結果、お寿司やピザになる確率が高めになりますね(笑)」
桶(おけ)のままドーンと食卓に出すちらし寿司は、ハレの日の定番。職人さんが手作業で作ったという大きな寿司桶や、短時間でシャリを握れるシャリマシーンを購入するほどの力の入れようだ。
「何よりも大切なことは食事を楽しむということ。それに勝るものはありません。どんなに手の込んだ料理をたくさん出しても、会話のない食事では味気ないだけですよね」
谷原さんが食材から味つけ、栄養バランスにこだわった料理を毎日作り続けているのも、すべては家族のため。お皿がきれいに空になると、なによりもうれしいという。
「正直、大切な人と楽しい時間が過ごせるのであれば、出前でもスーパーのお惣菜でも、最高のメニューになるはず。だから苦しい思いをしてまで無理に料理をする必要はありません。
でも、もし少しでも余裕があるなら誰かのために料理を作ること、そして作ってもらえることはとても贅沢なこと。もしわが家の“いつものレシピ”が皆さんのすてきな食事の時間を作るヒントになるとしたら……こんなにうれしいことはありません」
自家製ツナサラダ
カツオのうまみがぎゅっと詰まったひと皿
材料(4人分)
・カツオ(生)の刺身(サク/背側)……300g
・塩……小さじ2/3
A〔オリーブオイル……大さじ5、ディル……2~3枝、ローズマリー……1枝、にんにく・しょうが……各1片、塩……3g(カツオの重量の1%)〕
・お好みのレタス、ルッコラなどの葉野菜……適量
・あればブラックオリーブ(種なし)……10粒
B〔オリーブオイル……大さじ2、白ワインビネガー(酢でも可)……大さじ1、フレンチマスタード……小さじ1、新しょうが甘酢漬け(市販)……30g、塩・こしょう……各少々〕
《下ごしらえ》
(1)にんにくとしょうがはスライスする。
(2)ドレッシング用の新しょうが甘酢漬けはみじん切り、ブラックオリーブは輪切りに。
【作り方】
(1)カツオに塩を振り10分ほど置く。水分が出てきたら水けをキッチンペーパーなどで拭き取る。
(2)保存袋にAの材料と(1)を入れ、なるべく空気が入らないようにして閉じる。
(3)鍋にお湯を沸かし、沸騰したら保存袋が鍋底に触れて破れることがないよう、鍋底にお皿を敷き、中火にして(2)を入れ、15~20分ゆでる。
(4)カツオに火が通っていたら取り出して冷まし、粗くほぐす。
(5)(4)にBを加えてあえる。
(6)お皿に好みの野菜を敷き、(5)をのせる。上からブラックオリーブを散らす。