大物シンガーソングライターの山下達郎(70)が炎上、“晩節を汚している”と話題になっている。
騒動は山下の所属する音楽プロダクション『スマイルカンパニー』が、音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)との業務委託契約を終了したことに端を発する。その理由について松尾氏は、自身がジャニー喜多川前社長の性加害問題について言及したことが関係しているとTwitterで暴露。「私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です」と明かした。すると、9日放送のラジオ『山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック』に出演』(TOKYO FM)で、山下がその件について反論を述べたのだ。
契約終了の件については「事務所の社長の判断に委ねる形で行われました。松尾氏と私は直接、何も話をしておりませんし、私が社長に対して契約を終了するよう促したわけでもありません」としたうえで、「ジャニー喜多川氏の性加害問題に対して憶測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一因であった、ということは認めますけれど、理由は決してそれだけではありません」と告発を一部否定した。
ここ数ヶ月間、実名告発を伴いながら展開される性加害問題について“憶測”としたこと、そして 続く“ジャニーさん擁護”ともとれる一連の発言が、ネットが炎上に繋がった。
擁護のウラにジャニーズタレントとの深い関係
「数々の才能あるタレントさんを輩出したジャニーさんの功績に対する尊敬の念は今も変わっていません。私の人生にとって1番大切なことは、ご縁とご恩です」
その“恩”に報いたいと、ミュージシャンという立場からジャニーズタレントを応援すると主張したうえで、
「このような私の姿勢をですね、忖度あるいは長いものに巻かれているとそのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」
と結んだ。この度の社会問題について目をつぶるかのような発言をしたうえで、批判する者について「私の音楽は不要」と言い切ってみせたスタンスに、ネットからは批判の声が殺到した。これならば沈黙を貫いていたほうが良かったのでは……? そんな意見も多く出ているが、山下がジャニーズ寄りともとれる意見を出した背景には、山下の音楽人生が大きく関わっているという。長くにわたるジャニーズとの“蜜月”──。
これまで同事務所のタレントに多くの楽曲を提供してきた山下だが、ビジネス面だけでなく、タレントたちとの交流も深いものがあった。
「1982年にリリースされた近藤真彦の代表曲『ハイティーン・ブギ』を作った経緯から、同年の竹内まりやさんとの結婚式では、当時17歳だったマッチがスピーチをしたんです。また、1994年のマッチの結婚式にも夫婦で出席した。関係はすこぶる良好でした」(元ジャニーズ事務所関係者)