ボブ・サップのDV騒動をまとめたインフルエンサーのX投稿。なかには、損害賠償請求額の記された判決文らしき文書も掲載されいる
ボブ・サップのDV騒動をまとめたインフルエンサーのX投稿。なかには、損害賠償請求額の記された判決文らしき文書も掲載されいる
【写真】ネットで拡散されているボブ・サップのDV被害。女性の全身は…

 ネットは驚きに包まれているが、実はこの件はすでに数年前にDVトラブルとして過去に報じられている。

「僕はDVに関わったことはない」

 2017年12月、ボブ・サップが内縁の妻である日本人女性に対して6年間にわたるDVをしていたことを『週刊文春』が報じた。記事内で、内縁の妻は暴力を受けた証拠写真とともに、「3日間、ホテルで全身を暴行し続けられた」「瞬間接着剤を頭皮の傷に塗り込まれた」「頭髪をバリカンで刈られた」など壮絶なDVの状況を告発。また、DVの影響で脊椎の変形、PTSDなどの後遺症も出ていると訴えていた。しかし……。

「当時、『文春』はサップ氏にメールで取材を依頼したのですが、締め切りまでに回答はなかったとしています。報道からわずか一週間後の12月28日、サップ氏はAbemaTVで放映された生放送番組『【事前SP】ネット激震!?朝青龍を押し出したら1000万円 危険すぎる挑戦者8人大集合SP』に堂々参戦したのです。

 元横綱の朝青龍とゲストが相撲対決をする特番で、ボブ・サップはVIPチャレンジャーとして参戦。12月28日では、DVを“完全否定"する一幕も。『僕はDVに関わったことはないし、そもそもそれが大きな問題だということも認識している。僕は相手の方も非常に好きでしたし、彼女も、子どもたちも大好き。そこは問題ないです』とも発言していました」(スポーツ紙記者)

 さらに記事をめぐって、ボブ・サップは『週刊文春』を提訴。2019年6月に東京地裁でおこなわれた裁判の前に、ボブ・サップは『フライデー』の取材に応じ、改めて自身の無実を訴えた。

《俺の怒りはもはや頂点に達している。フェイクニュースに翻弄されて、莫大な損害を被(こうむ)ったんだ。今日は俺に向けられた疑惑を明らかにするため、地裁という名のリングに来た》

《日本のファンに伝えたいことは一つ。俺は誓ってDVなんてしていない! 元恋人とはアメリカでも裁判になっているが、警察にもDVはなかったと認定されているんだ》

 これを受け、サップが出演することを許可した『ブレイキングダウン』に対する不信感を募らせる意見もちらほら。

「サップ……知りたくなかったよ。大会に出演する前に、やった事の償いはしっかりしてほしい」

「一昔前は格闘技で一世を風靡した人がこんなザマとは……ブレイキングダウン、なんでもありですね」

「ブレイキングダウンって、強盗致傷や詐欺の逮捕者出してるから信用できない」