目次
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ー 情報はタダで拾って、ゲーム感覚で楽しむが勝ち
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ー かさ増し&置き換えで節約だけでなくおいしさもゲット
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ー 下積み時代の経験が糧大量の常備菜を寮母さんの気分で

 昨年から続く物価高騰。特に食料品と光熱費の値上がりは深刻だ。これまでと同じ次元の節約ではもう歯が立たない!

 節約カリスマ3人がこの夏実践した“超節約術”を披露する。

情報はタダで拾って、ゲーム感覚で楽しむが勝ち

テク1:強い日差しでお米も炊けちゃう!

 節約アドバイザーとして独立してから20年以上。丸山晴美さんが「この夏おすすめのグッズといえば、これでしょう!」と紹介してくれたのが、太陽光の熱を利用して調理できるグッズ、その名も「ソーラークッカー」だ。

「これなら光熱費を一切かけることなく調理可能。酷暑を逆手にとったグッズですね。私は目玉焼きを作ってみたのですが、日光が入りにくい場所だったせいか半焼けになりましたが味は問題なし(笑)

 やや原始的だけど、南米の電気の通っていない地域では一般的な調理方法ですし、強い日差しの下なら十分活用できますよ」(丸山さん、以下同)

テク1:強い日差しでお米も炊けちゃう!(イラスト/幸内あけみ)
テク1:強い日差しでお米も炊けちゃう!(イラスト/幸内あけみ)

 太陽熱だけでもお湯を沸かしたり、炊飯までできるとのこと。

「そもそもソーラークッカーは、アウトドアではおなじみの調理グッズ。節約は、肩ひじを張らず、ゲーム感覚でむしろ楽しみながらがおすすめです。

『お金がない!』と焦って冷静さを欠いてしまうと、セール商品など必要ないものまでつい買ってしまいがち。『私ってやりくり上手♪』とポジティブな気持ちで臨めば、結果的に無駄遣いが減ると思います」

テク2:安売り食材を冷凍!調理もラク

 時短の味方である冷凍食品も、軒並み値上げ。だが、丸山さんの手にかかれば、冷凍食品も自分で手作りしてしまうというからさすが。

「ブロッコリーやきのこは、安いときに購入して、小房に分けて冷凍します。食べるときは、フライパンで焼いたり煮込み料理につけ加えたりと、凍ったまま使えるので調理も楽なんです。

 豆腐は、目の大きいざるを使って粗く裏ごしし、ボロボロにしてから冷凍するのがおすすめ。ひき肉の代わりとして使えますよ。

 卵だって納豆だって、たいていのものは冷凍できます。安売りしている食材をたくさん買ってきて冷凍保存すれば、大幅な節約になります」

 肉に下味をつけて冷凍する“下味冷凍”も定番ワザ。

「“下味冷凍”している間に、お肉に味がよく染み込むうえに、肉質がやわらかくなるんです。調理も味つけいらずで一品できてしまうので、おすすめです」

 冷凍したおかずや食材を活用して、ゆとりと得をゲットする習慣、名づけて“冷凍貯金”を推奨している丸山さん。食品値上げにズバ効きだ。