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ー 「咄嗟に体が…」
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ー SNSで誹謗中傷も

「正直、血を止めているときもずっと動悸が激しくて、手も足もすごく震えていて、パニックでした……」

 11月5日午前1時半ごろ、新宿・歌舞伎町で起きたホスト男性の殺人未遂事件。現場で被害男性の救護にあたった女性は、その悲壮な思いを吐露した……。

 ことが起きたのは、歌舞伎町の路上。警視庁新宿署は男性を刺した殺人未遂の疑いで20代女性を現行犯逮捕した。報道によると、男性は肩付近をカッターナイフで刺されたようだが、命に別条はないという。

「犯行動機としては、大金を貢いで生活が破綻した女性が恨みを持って男性を刺したと考えられていますが、2人は交際関係にあったとも。過去には男性が女性に対してDVに及んでいたなどとも伝えられており、情報が錯綜しています」(全国紙社会部記者)

「咄嗟に体が…」

 この事件は、犯行現場の様子を収めた動画がX(旧ツイッター)を中心に拡散される形で大きな話題となった。男性の救護にあたった女性は、もともと歌舞伎町の店に勤めていた“銀河”さん。彼女は、血を流した男性を見かけてすぐに駆け寄ったという。

「姿を見た瞬間、“助けなきゃ”としか思いませんでした。咄嗟に体が走っていました」(銀河さん、以下同)

 男性に駆け寄ると、自ら着ていた衣服を脱いで止血。当時の状況については、こう語る。

「男の人を刺した女性は、ずっと怒鳴り散らかしていました。そんな状況なのに、周りは馬鹿にして笑って動画を撮ったり……。女性を止めようとも、男性の救護を手伝おうともしてくれませんでした。私が“撮影やめて!”って大きな声で呼びかけても、笑われて。すごく嫌な気持ちだったし、辛かったし、よく見たらそこには私の知り合いもいて……本当に悲しすぎました」