よく咀嚼することで食べすぎも防止!
代謝が落ちる中高年は太りやすくなるのも悩みの種だが、りんごを継続的に食べることで血液中の中性脂肪が平均21%減少したという研究があり(※)、生活習慣病の予防にも一役買ってくれそう。
※農研機構 果樹由来の腸内有用菌増殖因子の同定及び動物性食品との相互作用の解明より
「りんごはカロリーが低く、血糖値を上げにくい低GI食品です。歯応えのある食感は咀嚼(そしゃく)する回数を増やし、満腹中枢を刺激するので少量でも満足感があります」
そう話すのは管理栄養士の吉野愛さん。肥満防止の栄養指導でもりんごをすすめる。
栄養満点なりんごを効率よくとる方法を次からご紹介!
36年間飲んでいるジュースのおかげで平熱は37度です
不調改善にはりんごを習慣的に取り入れることが大切。石原先生には自身の実体験から飲み続けているジュースがある。
「りんごとにんじんをミックスしたジュースで、子どものころから飲み続けています。初めて飲んだのは生後5か月でした」(石原先生、以下同)
もともとは医師であるお父様が、スイスの自然療法病院で重病の患者に提供されているのを知ったのが始まり。
「高校まではずっと飲んでいたのに、大学進学後から研修医のころはジュースをやめて食事内容が偏りがちに。便秘、冷え、ニキビ、生理痛もひどくなってしまいました。これではいけないとジュースを復活させて以来、朝ごはん代わりに毎日飲んでいます」
今では冷えが解消されて平熱は37度をキープ、腸の調子がよく、吹き出ものができることもない。
先生が愛飲するこのジュースは食材同士の相性が抜群で、寒い地域で採れるりんご、根菜のにんじんが共に身体を温める食品であり、にんじんには強い抗酸化力を持つβ―カロテンが含まれている。疲労回復に黒酢を足すこともあるそう。