【3】吉高のお相手は“元彼” 柄本佑!
紫式部が『源氏物語』に書いた光源氏は、頭脳明晰で愛嬌もあり、光り輝くように美しく非の打ちどころのない男性像。そのモデルは諸説あるものの、有力とされるのが藤原道長だ。
「完全無欠な男性を彩る愛の物語ということで、肝心の道長役は誰がやるのか。脚の長いカッコいい人にやってほしいという声が多くありました」
道長を演じるのは柄本佑。『知らなくていいコト』で吉高の元彼を演じ話題を集めた。
「柄本さんは『知らなくていいコト』で人気が一気に爆発し、あの色気にやられて沼に落ちた女性が多かった。吉高さんとの再タッグに期待している人は多いはず。柄本さんは『光る君へ』でもう一歩上り詰めるのでは。おそらく今回も柄本さんの色気を楽しむドラマになり、ドラマが始まるとそこに話題が集中しそう」
【4】平安時代の元祖シングルマザー
「紫式部は元祖シングルマザーでありワーキングママ。シングルマザーのヒロインを描くという大河ドラマではこれまでにない設定で、それもこの作品のポイントのひとつ」
紫式部は父親ほども年の離れた男性と結婚して娘を授かるも、わずか1年で死別。一人娘の養育のため宮中に上がり、女手ひとつで娘を育てつつ『源氏物語』を書く。
「時代はまったく違うけど、働く女性の苦悩は現代にも通じる部分があるはず。娘を思う母の姿も見どころになるのでは」
【5】美しい衣装とメンズで目の保養
「久しぶりに平安時代を描くということで、きらびやかな世界が描かれていく。普段大河ドラマをあまり好んで見ない層の中には、合戦シーンが得意ではないから、という人が多い。そういう意味では新たな視聴者が取り込める」
物語の舞台は平安時代中期。戦国時代とはまた違い、文化の香りが色濃く漂う。
「美しい衣装がたくさん見られて、色気のあるメンズが見られる。普段大河ドラマを見ていないという女性が、目の保養として映像を楽しみ、女性同士のライバル関係やさまざまな人間関係を楽しむ。今までの大河ドラマにはない楽しみ方ができそうです」
【6】藤原家の豪華顔ぶれに注目
「藤原家がとにかくすごい。魅力的な顔ぶれがズラリとそろった」
まひろのソウルメート・藤原道長を演じる柄本佑をはじめ、藤原家の人々には大石静作品でおなじみの役者が集結。
「まひろの夫の藤原宣孝を演じる佐々木蔵之介さんは『オードリー』の時代から大石作品にたくさん出ていて、最近だと『和田家の男たち』で素晴らしいお芝居をしていました。藤原兼家役はやはり大石作品常連の段田安則さんで、藤原道隆を演じるのは『あのときキスしておけば』に出演した井浦新さん。彼らが大石作品に出ていると安心感がある。
そのほか道長の長女・彰子役を演じる見上愛さん、道長の次兄・道兼役の玉置玲央さん、道長の姉・詮子役の吉田羊さんなど、若手注目株から実力派まで豪華役者勢が集い、藤原家から目が離せません」