《宝島社このマンガがすごい!2022オンナ編第1位》《ananマンガ大賞 準大賞》
65歳で映画作りの道へ――夢を諦めないヒロインの姿に勇気をもらう
夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れた65歳のうみ子は、そこで映像専攻の美大生・海に出会う。海の「今からだって死ぬ気で映画を作ったほうがいい」という言葉をきっかけに、自分は映画が撮りたい人間なのだと気づいたうみ子は、映画作りの道へと足を踏み入れていく。
ここに注目!
「好きなことに挑戦するのは年齢に関係なく勇気がいるものです。夢に向かって船をこぎ出したうみ子の姿は頼もしく、何かを始めるのに遅すぎることはないと背中を押してくれます」(原田さん、以下同)
たらちねジョン/秋田書店/1~5巻、連載中/1〜3巻各660円、4〜5巻各693円 ※価格は税込みです。
『セブンティウイザン』《ドラマ化》
「70歳で出産」ありえない設定だけど愛にあふれる家族の姿にもらい泣き。
65歳の夫・朝一と、70歳の妻・夕子。40年間、子宝に恵まれなかった老夫婦にまさかの妊娠が判明。70歳という超高齢での妊娠、出産、幼稚園への入園を描いた子育て漫画。好評を受け、小学生パートを描いた続編も連載された。
ここに注目!
「非現実的な設定でありながら、高齢出産によるリスクや周囲の反応がリアルに描かれています。子育ての大変さや楽しさを感じる一方で、終活という一面もあり、今という時間の大切さを教えてくれます」
タイム涼介/新潮社、全5巻完結/各638円