スマートフォンで代用ができそうだが、充電が減ってしまうため、非常用の「小型のライト」も入れておくのがよい。また、賞味期限が長く、劣化しにくい「ようかん」や「飴(あめ)」などの非常食も入れておこう。
「エチケット袋」は、気持ちが悪くなったときに使う以外にも、ケガの手当てで使用して血液がついてしまった汚物などを入れる衛生管理の目的で使うこともできる。
「市販のエチケット袋には、ポリ袋が同梱してある場合も多い。止血をする際に、ビニール手袋の代わりにして使うこともできます。災害時には今あるものを、いかに工夫して使うかが重要です」
季節の変わり目に中身を見直す
防災ボトルやポーチも、避難リュックのように一定期間で見直すのが大切だ。
「冬場は使い捨てカイロやマスクを入れる、夏場は冷却シートを入れるなど、持ち歩くからこそ定期的に見直しをするのが大事です」
また、この防災ボトルは職場やパート先のロッカーなどに常備をしておくのも有効だ。
「ただ、勤め先にはいざというときのために非常食や毛布などが準備されているはず。なので、これを機にどういったものが準備してあるのか勤め先に確認しつつ、準備がされていないアイテムを一緒に入れて、自分流にカスタマイズするのがいいと思います」
100円ショップのグッズで作れる防災ボトルやポーチ。いざというときのために、ぜひ準備しておきたい。