《ビジュアル最強とか言われて逆に本人がかわいそう》
《出るのは簡単だけど残るには才能と努力が必要》
《親が芸能人じゃなければ話題にならない》
市村正親・篠原涼子元夫婦の長男・市村優汰(15)の記事に対する数々のコメントだ。デビューしたての2世タレントは一挙手一投足がネットニュースになる。そのたびにコメント欄には辛辣な声も寄せられる事態になっているのだ。
「2世芸能人はまず存在そのものがニュースになります。本人がインスタグラムを投稿しただけでメディアも記事にする。人気にかかわらず“どんな顔か見たい”と思う人が多いのは事実で、閲覧数を稼げるからです。そのため、どうでもいいと思われる記事がたくさん出るという仕組み。本人に罪はないのですが読者からすれば“楽してデビューしてずるい”という感覚にもなる」(スポーツ紙記者、以下同)
2世タレントたちの現在地
デビューと同時に、実力で納得させられる2世は少ない。
「宇多田ヒカルさんのように有無を言わせぬ才能とともにデビューした場合を除き、ほとんどの2世芸能人は初めは受け入れられません。ただ、親がルックスで売っていない場合は受け入れられやすい。中野英雄さんの次男・仲野太賀さんや奥田瑛二さんと安藤和津さんの次女・安藤サクラさん、柄本明さんの長男・柄本佑さん、柄本時生さんなどがその流れですね。デビューと同時に騒がれたりしなかった分、地道に場数をこなし確かな実力を育んだということもあります」
親とは分野が違うパターンもうまくいきやすい、と語るのは芸能ウォッチャーの相沢ここさん。
「例えば、THE BOOMの宮沢和史さんを父に持つ宮沢氷魚さんは俳優業で花開いた。ダウンタウンの浜田雅功さんの長男でハマ・オカモトさんはミュージシャンとして成功。指揮者の小澤征爾さんの長男・小澤征悦さんは俳優デビューし、叩かれることなく活躍中です。ジャンルが違うと親の力を借りているように見えないという側面はあると思います」