今も、その犯罪行為を否定し続ける榊容疑者だが、報道が出た当初、こんなコメントを発表していた。
《記事の内容につきましては、事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれておりますが、過去のことをなかった事には出来ません》
しかし、どこがどう間違っているのか、榊容疑者が否定することはなかった。
こうした報道から、性加害をテーマにした映画『蜜月』の公開は中止に。
ラーメン店で働いていた榊容疑者
「主演を務めた佐津川愛美さんは、報道が出る前日の2022年3月8日に『蜜月』の完成披露上映会のトークイベントに出席。冒頭で、こらえきれず涙を流す場面も。そのトークイベントで佐津川さんは“男性が台本を書き、男性の監督が演出する。わかってはいましたが、理解できないものは言わせていただきましたし、現場で戦えるものは戦いました”と、その思いを吐露していました」(前出・スポーツ紙記者)
榊容疑者は、自身の行為が“性加害”だとすら思っていなかったのかもしれない。もし、一片でも反省の気持ちがあるならば、性加害をテーマにした映画など撮れないだろう。いったい、どんな気持ちで仕事に望んでいたのか。
報道から1年後の2023年7月、『週刊女性PRIME』は都内のラーメン店で働く榊容疑者の姿をキャッチしていた。
ほかのスタッフよりも少し遅い、午前10時ごろに出勤すると、暖簾を出すなどして開店の準備にいそしんでいた。厨房に立ち、黙々とラーメンを作り、ほかのスタッフと業務について真剣に言葉を交わす場面がある一方で、女性スタッフと笑顔で歓談する様子も。逮捕直前まで、このラーメン店で働いていたのだろうか。