茨城県民も困惑気味だ。
「国会議員の中でも頑張っている人はいらっしゃるのでしょうが、このような発言をされると本当に困惑します。しかも県議会の重鎮ともいえる方。茨城県議会の良識が下がってしまったと感じました」(40代女性・茨城県民)
「議員に期待できない」
議員側のハラスメントに対する意識にも苦言が出ている。
「以前『マルハラ』が話題になりましたが、現代は何でもかんでもハラスメントになる時代。白田議員は『茨城県民に選ばれた人間がハラスメントという行為はできない』と言及していましたが、それ当たり前の話ですよね。
皆がハラスメント行為を知り、自制すればハラスメントで悩む人もいなくなるはず。だからこそのハラスメント対応窓口なわけで、設置することでハラスメント意識が向上するということも目的の一つです。自分が知らないハラスメントを知る良い機会なんです。
パーティー券問題も然り、自分で自分のことを律し、自治体の議員や国会議員らの威厳を守ってほしいですが正直、期待は薄いです」(地元紙記者)
茨城県内では3月21日に水戸市議会で「ハラスメント根絶条例案」を全会一致の上可決。26日から施行するなどの動きがある。しかし、困るのはハラスメント当事者だ。トラブルになってからでは遅い。早期のハラスメント窓口設置を求めたいところだ。
取材・文/小林英介