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誰しも避けられない身内との別れ。そのあとに待つのは通夜に葬儀、そしてありとあらゆる手続きの嵐だ。「主な手続きカレンダー」は、遺族が行う主な手続きを時系列で追ったもの。
あまりの工程の多さに気が遠くなりそうだが、「確かにやるべきことはこまごまとありますが、手間を省けるポイントもあります」と言うのは、相続に詳しい行政書士の明石久美さん。
そこで、故人が会社員でない場合の“死後の手続き”をスムーズに行うためのポイントを明石さんに教えてもらった(会社員の場合は手続き内容が会社ごとに異なるため、会社の指示に従って進めてください)。
死後すぐは葬儀社にお任せでOK
「身近な人が死亡してまず気をつけたほうがいいのは、医師からもらった死亡診断書をコピーすることです。
診断書は役場に提出するので、原本は手元に残りませんが、生命保険や年金関連の手続きなどでコピーが必要になるため、あらかじめ複数枚コピーをとっておきたいです」(明石さん、以下同)
忘れずにとっておいたほうがいいとはいえ、今は死亡届の提出から、火葬許可証の取得まで、死亡直後の一連の手続きは、葬儀社が代行してくれるケースがほとんど。死亡診断書のコピーは、葬儀社にお願いしてもいいだろう。