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ー モーニングショー記者の主観
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ー “口止め”はわかりきっていること

 5月15日(現地時間14日)、スポーツ違法賭博によってロサンゼルス・ドジャース解雇された、元通訳の水原一平被告がカリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁に出廷した様子を各メディアがこぞって報じた。

 大谷翔平の口座から約1700万ドル(約26億円)を盗み取った銀行詐欺罪の他、虚偽の納税申告の罪にも問われている水原被告。すでに司法取引に応じて罪を認めているが、この日は形式的に「Not Guilty(私は無罪です)」と無罪を主張。

 およそ5分の滞在時間を経て退廷した水原被告を待ち受けていたのは、法廷前に集結していたおよそ50人の日米メディアによる取材攻勢。

「水原さん、何か一言お願いします」「大谷選手やファンを裏切ったことには?」「お金はどう返済するんですか?」「大谷選手に対して何かコメントはないんですか?」「申し訳ないと思ってるのか?」

 日本語と英語で矢継ぎ早に浴びせられる質問に、視線は虚ろなまま無言で歩を進める水原被告。報道陣から「水原さん、1度止まりましょう」と促されても応じることなく、迎えの車に乗り込む姿が放送された。

モーニングショー記者の主観

 中でも生中継リポートを交えて放送したのが、テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』。取材にあたったロサンゼルス支局の記者が、懸命に質問を投げかけるも完無視された現地でのやり取りを、スタジオの羽鳥と一緒に振り返った。

 記者によると、水原被告が無言を貫いたのは「メディアに対してスッキリしないものがあったのではないか」と、一方的に報じられている現状に納得いっていない心情もあると推測。そして、わずか数分間の問答ではあったが、

「私も周りの記者も、途中から質問して答えを求めるような質問じゃなくて、“人間同士で対話しようよ”という感じで温度感としてなっていった」