朝ドラ「最高」なヒロインの父親TOP10
安心してください。ひどい父親ばかりではありません。ということで、続いては最高だった部門をご紹介。『おしん』の作造は最高の5位にもランクイン。
「あの時代の厳しい父親だけど、家族を大切にしているのは伝わった」(広島県・57歳)、「奉公先に売られるおしんを追いかけていくシーンは忘れられない」(福岡県・52歳)と、その不器用な愛を評価する声も。
「極貧の中であがく男の哀れさみたいなものもありました。船で奉公に出る娘を、『おしーん』と叫びながら追いかける姿には涙、涙……。決して愛情がないわけではないけど、表現の仕方を知らない不器用な父親でした。
しかも橋田壽賀子先生が書いていますから、夫も姑も息子も最悪。渡る世間はクズばかりで、お父さんはそれほど悪く見えなかった(笑)」(カトリーヌさん)
4位にも『ちゅらさん』の恵文が入り、名誉挽回。「お調子者で頼りないけど、温かくて人間味のあるお父さんだった」(千葉県・59歳)と人柄自体は愛されていたようだ。
「勝子(田中好子)がほかの男性の子どもを身ごもっているのを知りながら結婚するなど実はおとこ気もある。勝子はよかった母親部門の2位でしたけど、父親がよかった部門に入っている作品は結構かぶってるんですよね。
つまり、お母さんが人気がある=いい夫婦ということで、お父さんがちょっとくらいダメでも許せちゃうのかも(笑)」(カトリーヌさん)
3位は『ブギウギ』('23年)の花田梅吉(柳葉敏郎)。
確かにお母さんのツヤ(水川あさみ)は最高な母親の1位だった。「お調子者の明るい父親像がよかった。誰よりもスズ子のファンで『東京ブギウギ』の替え歌を一緒に歌いながら亡くなるシーンは泣けました」(北海道・51歳)
「奥さんが大好きで、大阪時代は明るくて優しいお父さんだったじゃないですか。ツヤが亡くなってからは荒れて、がっかり父になっちゃうけど、戦前の日本には珍しい愛妻家で、それが好印象を持たれています」(カトリーヌさん)