「高配当株」「高利回り債券」選び方3つのポイント

1.業績が好調で、借金の少ない企業なら〇

 高配当は業績の良しあし、利益が順調に伸びている会社かどうかを第一の判断材料とする。また、借金が少なく(自己資本比率50%以上)、利益余剰金が多いことが重要になる。

2.安定性の高い事業内容が中長期保有に向く

 高配当は事業内容もチェック。提供する商品、サービスが社会に求められている会社ほど安定性は高く、中長期保有に向く。業種でいえば医薬品、食品、電力、鉄道などは盤石で強い。

3.企業、国などに対する信頼度を考える

 高利回り債券の見極めは、社債の場合は高配当と同じく、企業の業績の良しあし、事業内容の安定性などをチェック。外債は国や企業など発行元の信用度を第一に考える。

伊藤江里子さん●銀行員時代にファイナンシャルプランナーの資格を取得。その後、生保・損保会社勤務を経て独立。ライフプラン・キャリアプラン実現のためのマネー相談を多数手がける。

教えてくれた人……伊藤江里子さん●銀行員時代にファイナンシャルプランナーの資格を取得。その後、生保・損保会社勤務を経て独立。ライフプラン・キャリアプラン実現のためのマネー相談を多数手がける。


取材・文/百瀬康司