河西弁護士が続ける。

裁判所からすると“女性側がどう証言するかどうか”に大きなウエートを置いているはずなので、もしどちらかの女性が“被害を受けた認識はない”とした場合、文春にとっては不利になると断言できます。

 ただ、どちらかの女性の証言をもとに、もう一方の女性の取材記録を参考にして裁判所が“性的強要があった”と認める可能性もある。とはいえ、どちらかが“被害を受けたと認識していない”となると、文春側はそうとう厳しくなるでしょう」

 前出の知人によると、Xさんは芸能関係の活動も行っているという。そこで、Xさんの所属事務所に対して、松本との件について問い合わせたが、回答は得られなかった。

動画配信サービスで“活動再開”か

2024年4月中旬、食料を買い込んで自宅に帰る「スピードワゴン」小沢一敬。伸びきったヒゲがマスクの下からはみ出していた
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【写真】松本騒動の余波で自粛生活を送るスピードワゴン・小沢、風貌も様変わりしていた

 裁判の行方は今もまったく予想できない状況ではあるが、松本の仕事に関しては最近、新たな動きが。

「6月7日、松本さんが企画とプロデュースを担当したAmazonプライムビデオのオリジナル番組『FREEZE』が、ポルトガルのテレビ局に販売され、現地で放送されることが話題に。松本さんは《『ドキュメンタル』に続き自分の笑いが世界に拡がっていくことはうれしいです》と、今年初めて、騒動に関連しないコメントを発表しました」(前出・スポーツ紙記者)

 この流れから、今後の松本はスポンサー配慮が必要となるテレビではなく、動画配信サービスでの活動再開を期待する声も高まっている。

「海外の企業や外資系メディアは、日本のような“推定有罪”では判断しないのが慣例。彼らからすれば松本さんは現段階では“加害者ではない”という認識です。つまり“推定無罪の法則”です。性的強要が立証されていない以上、松本さんに対しては以前と変わらず、企画やオファーが続いているそうです」(制作会社関係者、以下同)